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だるっぱの呟き  作者: だるっぱ
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レバニラで精をつける

 夏ですね。この連休に引きこもりの長男ダイチが、友達と旅行に行きました。向かう先は、鳴門にある大塚美術館です。大人だと入場料が3000円ですが、学生だと500円で良いそうです。一泊して二日がかりで美術館を見学しました。ご存じの方は納得でしょうが、とにかく広い。スニーカーが必需品。一日では全てを鑑賞することが出来ない。そんな美術館だそうです。


 現在20時30分。ダイチは、大阪と美術館を繋ぐ長距離バスに揺られて帰ってきています。帰宅予定時刻が、22時だそうです。ラインでやり取りをしているのですが、かなりお疲れの様子。


 今晩のご飯は、チラシを作ったのですが、チラシはお酒のアテにはなりません。僕の為だけにレバーを買っていました。子供も嫁さんも、レバーが嫌いなので、いつもひとり喜んで食べています。思いついたので、ダイチにラインを送りました。


「精がつくけど、レバニラ食べる?」


「メッチャ食べたい」


 そのような返事が返ってきました。


 ――おお、大人になったな~。


 意外な返事でした。僕が食べるだけなら、なんちゃってレバニラ(それでも美味い)なんですが、息子の為にレバーにカタクリの衣を付けて炒めようと思います。そんな事を考えると、俄然、元気になってきました。


 実は、つい先ほどまで落ち込んでいました。


 先日から僕は、kindle絡みで記事を連投しています。ちょっと書き過ぎだなーと思いつつも、トラブルの報告もあり、責任感で記事をアップしていました。


 ただ、そんな自分を振り返って、「調子に乗ってるよな~」みたいな内省もしています。大体、小説を書いて世間様に発表しようとするその心根そのものが、多分、世間的に理解しづらい行為だと思います。そんな折、kindleの作品販売ページを見ると、評価1を見つけました。


 ガ――――――ン!


 小説投稿サイトで作品を発表している時もそうでしたが、マイナス評価というのは結構くるものがあります。考えないようにするのですが、僕の頭の中を占拠して、僕を責めるのです。僕は、鋼のようなメンタルではありません。


 ――解決策は、レバニラだ!


 ダイチと一緒に美味しく食べよう。それでもって、酒を飲んで忘れよう。


 そんな事を考えながら、パソコンに向かいました。

 パソコンを立ち上げると、ロマンス部門で1位になったことをお祝いしてくれるコメントが残されていました。


 ありがとうございます。


 また、頑張れそうです。レバニラよりも嬉しかったです。

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