計画について
仲間内で「おでんパーティー」をするので、計画書を作成していました。参加者は8人ほど。お店に行くのではなくホームパーティーなるので、準備が必要でした。幹事は僕で、おでんの調理も僕。当日は、参加した皆に喜んでほしいので、腕を振るおうと意気込んでいます。
ところで、このような企画を運営する場合、僕は計画書を作成します。今回であれば、当日の時間割、おでんの具材、参加者の一覧といった諸々のデータを目に見える形で整理します。使うのはパソコンで、ソフトはExcelになります。時間割であれば、おでんを調理する手順まで書き込み、参加する仲間のことや、おでんパーティ本番、終了後の流れまで分かる範囲で書き込みます。おでんの具材を列挙するのは、調理忘れ防止の為でした。以前に、用意していたのに具材の一部を冷蔵庫に残したまま忘れていた……という失敗があったからです。
――計画書を作らなくても、それくらい出来るでしょう?
確かにそうです。作らなくても何とかなりますが、僕の場合はこの「計画書を作る」という行為そのものが、楽しかったりします。今回の「おでんパーティー」の要素を分解すると、計画段階、調理段階、おでん本番と分けることが出来ますが、計画段階だけは創造的作業になります。あーでもない、こーでもないと創造を膨らませている時が、実はかなり楽しい。もちろん当日は誰よりも楽しむつもりですが、この計画段階の一人遊びを楽しめるというのは、僕の特性だと思っています。皆さんはどうなんでしょうか?
今度、山登りに行きますが、この山登りにおいても計画段階を楽しんでいます。
――現地までどれだけの距離があるのか?
――野宿をするのなら、どの場所にしようか?
――野宿飯は、何にしようか?
――山登りの装備は、何が必要か?
――ルートに関して注意することは?
――日の出を見るのなら、何時に出発しようか?
――帰宅経路で、面白い博物館はないか?
そんなことを、計画書に次々と書き込みます。出発もしていないのに妄想だけが膨れ上がり、一人でクスクスと笑っていることもあります。傍から見ると非常に危ない人に見えるかもしれません。危なくはないんですが、変な人であるのは確かかもしれません。




