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だるっぱの呟き  作者: だるっぱ
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古代史とか、葬式とか、登山のこと

 最近は、古代史を僕なりの切り口で言語化してきました。キャッチ―な卑弥呼から始まって、縄文時代、弥生時代、古墳時代の始まりまで筆を進めてきました。文献に残された資料がない時代なので、ほとんどが僕の想像です。学術的な根拠を示すのは難しいので、真に受けないでください。ただ、僕なりにはスッキリしています。ボンヤリとしていた古代史が、以前よりも輪郭を伴って見え始めているからです。


 最近は書いていませんが、今までに小説を何本も書いてきました。僕の小説の書き方は、頭の中で映像を動かします。その映像を見ながら、文字を起こします。なので、映像が見えていない状態では一向に筆が進みません。聖徳太子の小説を書くのなら、飛鳥時代の人々が僕の目の前で動き回るくらいに、想像を逞しくしないといけません。その為の古代史の勉強になります。もっと勉強が必要ですね。


 最近、親戚のお葬式がありました。僕と嫁さんは参列するとして、問題は長男になります。僕としては是非とも参列してほしいのですが、難しいと思いました。何故なら、長男の僕に対する反発が強いからです。以前にも呟いたことがありますが、長男が高校2年生の時に、不登校について強く責めたことがありました。いや、責めるというか、一方的に怒鳴りました。それ以来、長男は僕を避けるようになったのです。


 あれから、4年が経過しました。初めの頃は、同じ家で生活をしているというのに、長男の姿を見ることすら難しかった。長男は、僕と同じ空気を吸うのも嫌だったようです。今年に入り、家の中で長男を見かけることが多くなりました。少しづつ、反発が弱くなっていることを感じます。そんな折、彼女が出来て、家に遊びに来るようになりました。大きな変化です。そんな最中での、お葬式でした。


「なあ、ダイチはお葬式に来てくれるのかな?」


 仕事から帰ってきた嫁さんに尋ねました。


「うん。参列するって。大学は教授に説明して、休むことにしたそうよ」


「えっ、そうなん」


 驚きました。嫁さんに、長男の説得をお願いしていたのですが、難しいだろうと予想していたからです。長男は、通夜式も告別式もどちらも参列してくれ、大人の振舞いを見せてくれました。親としてこれほど心強いことはありません。いつの間にやら、大人になったんだな~と感心しました。


 通夜式の夜は、晩御飯の支度が出来なかったので、家族で鳥貴族に行くことになりました。長男にはハードルが高いかな? と思いましたが、付いて来てくれました。4年ぶりに長男と話をしました。長男と初めて、酒を交わしました。こんなこともあるんだな~と感慨に耽っております。


 ただ、だからといって二人の距離感が縮まったわけではありません。お互いにハリネズミ状態です。どこまで近づけるのか、様子見の状態がいまも続いています……が、不安には感じていません。


 二週間後に、山登りをします。奈良県の八経ヶ岳に行くのですが、一般の登山道ではありません。弥山川を登っていく双門ルートになります。難しいコースということなので、いつもよりも注意が必要でした。また、時間がありませんが、走り込みもしないといけません。この間、久々に走ったら、ヘトヘトになりました。これでは、登れない。小説にしても、家庭にしても、登山にしても、課題は山積みです。

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