スーパーカブのお手入れ
来週のお盆休みには、スーパーカブに乗って地元大阪から出発して北陸に向かいます。越前海岸を走ったり、温泉に入ったり、福井の地酒を嗜んだり、継体天皇の足跡を訪問しつつ、霊峰白山にも登ります。また、今回の旅は野宿ではなくてキャンプ場に泊まるつもりでした。走行距離は、二泊三日の全行程で600kmオーバーになると思います。長野県の白馬岳に行った際は全行程で920km走りましたが、それから比べると距離は三分の二。比較的距離が短いとはいえ、かなり盛りだくさんな企画を予定していました。
そうした旅に出発するにあたって、スーパーカブの整備が必要になります。相棒には毎日乗っているし、ひとたび旅に出るとかなり酷使してきました。走行距離は8万kmをかるく超えていて、至る所にガタがきています。先月にチェーンを交換したのですが、その時にチェーンと噛みあうスプロケットの山がかなり減っていることに気が付きました。それだけではありません。後輪のタイヤもツルッツル。このままでは、長距離の旅に出ることが出来ません。明日、一日使って相棒の整備をします。スプロケットやタイヤの交換だけでなく、隅から隅まで点検するつもりです。整備って、取り掛かってみると意外と時間が掛かります。僕なんか素人なので尚更でした。暑さが心配ですが、予報では一日曇りの予定です。カンカン照りだと干上がってしまうので、これは助かります。
あと、今回の整備では手が付けられないのですが、エンジンもオーバーホールが必要でした。理由は、オイルを喰っているのです。かなり専門的な領域になるので、取り掛かる場合は入念な情報取集が必要です。これまでに、難しい整備としてキャブレターのオーバーホールとクラッチ版の交換を経験しました。出来ないことはない。暑さが落ち着いた秋にでも、計画したいと考えています。そんなヤレ感むきだしの僕の相棒を見て、
「新しいバイクに乗り換えたら?」
と、アドバイスをしてくれる方がいます。新しいバイクに乗り換えたら、当面の整備は必要ないし、今以上にスピードが出るし、かなり快適だとは思います。ただ僕の場合、あまり気乗りしない。僕にとって、相棒は22年来の付き合いという歴史が重要でした。相棒は、僕の一部と言ってもよいくらいなのです。手間が掛かるから、なおさら可愛い。簡単に交換できるものではないのです。これは、人間関係もそうなんですけどね~。




