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だるっぱの呟き  作者: だるっぱ
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振り返る

 この間、「貴女を守りたい!」の第二章を書き終えました。物語のクライマックスを書き上げるというのは、いつも難しいと感じています。読んで頂ける皆さんに、「なるほど~」といった読後感を感じて欲しい。ですが、これが、なかなか作れない。


 物語を創作している時は、僕も主人公になり切って、進んでいきます。これが、結構楽しい作業でして、主人公やそれを取り巻く登場人物に感情移入します。盛り上がるシーンならば、どんどんと筆が進んだりします。ところが、感情移入すると、一つの弊害が発生します。それは、物語を客観的に見ることが出来なくなるのです。主観的になればなるほど、クライマックスが描きにくくなります。


 例えば、岡目八目という言葉がありますが、将棋を指している当事者は見えていない手が、観客には見えたりします。僕たちが生きる人生もそうです。若い頃の苦労は、当時は分かりません。大人になり、振り返ってから分かることがあります。あの時は苦労したけれど、あの時が肥やしになって、今がある。そんなことを感じた人は多いと思います。


 クライマックスというのは、客観的な視点が必要です。何故なら、物語のテーマを浮き上がらせて、話を纏めないといけないからです。

「ああ、なるほど」

 そうした、カタルシスは、物語の初めから最後までを貫くテーマが、一貫していないと発生しません。例えば、悪人を懲らしめる水戸黄門が、クライマックスで悪代官と手を結んでしまっては、盛り上がってきた興奮が行き場を失ってしまいます。


 第二章を書き終えて、アップしてから、意見を頂きました。貴重な意見です。昨日、加筆修正を行いました。読んでしまった方には、大変申し訳ないです。

「最初から、完成した物語を投稿しろよ!」

 そんな、お叱りの言葉を頂きそうです。言い訳の言葉もないのですが、感謝しています。


 そうした問題を解決するためには、書き上げて、完成してから、投稿する。


 そうした手段も、あるのですが、多分、僕は、それは出来ないと思います。書きながら、考える。投稿しながら、考える。考えたうえで、修正する。そうした、雑な仕事をこれからもしていきそうです。温かく見守って頂けると嬉しいです。

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