今なのか?
昨日の続きです。自治会の総会がありました。僕は庶務で司会進行を務めました。2時間半もかけて話し合いをしましたが結論は出ません。話は平行線、責任転換の話ばかり。会長は選出されることなく、次回に持ち越し。結論は出ませんでした。終了後に、「貴方がすれば?」と声を掛けられました。それ以来、ずっと悶々としています。
自治会は解散しない方が良いと考えています。でも、組長や副役職ならまだしも、会長職は誰もやりたくない。昨日の現会長も、横で見ていて可哀そうなくらいでした。会長の仕事は多岐にわたりますが、会員からすれば地域の困りごとに対して決裁してくれるのが会長の仕事になります。つまり、周りから文句を言われる立場なのです。そんなポジション、毛が生えていない僕の心臓では押しつぶされてしまいます。
ただ、僕がこのことで悩んでいるということは、僕の問題として認識し始めていることになるのです。現在の自治会を俯瞰すると、多くの問題が潜んでいました。まず、役員の高齢化問題。ほとんどの方が70代。50代は、僕一人だけ。地域に若い方が居ないわけではありませんが、自治会に関心を持っている方は少ない。自治会の未来を考えた場合、僕を含めた50代60代で役員を構成する必要があります。
次に、会則の充実。現在の会則は、あまりにも簡素で明文化されていないことが多すぎる。会則の充実は、自治会の今後の姿を考えることでもあります。また自治会の存在意義についても、会則を通じて皆と共有する必要があります。そうすることで、持ち回りの義務ではなく、皆で地域を良くしようとする意識も育てていきたい。
次に、作業の簡素化。従来の流れを大切にしつつ、省けるものは省くという英断は必要かと思います。組の編成をやり直すことで、組長さんの数を減らことも出来ます。組織はなるべくスリムにしたい。また、回覧板は残しつつも、回覧板をスマホで確認することができるネットワーク化も重要でしょう。自治会活動の負担は、なるべく減らしたい。
次に、自治会の魅力づくり。祭りも含めて一部の人しか参加出来ていない。開かれた自治会運営が出来ていない。近所付き合いを避けてしまう現代の世相ではありますが、人と人が繋がれるハブとして、自治会をもっと魅力あるものにしたい。何をすればよいのか分かりませんが、
――それ面白そう!
と感じてくれるイベントが必要です。江戸時代であれば、盆踊りは男女の出会いの場でありハイセンスなイベントでした。しかし、わが町の盆踊りは、公園は小さいし、踊ろうとする人が少ない。もっと違う何かを創出する必要があります。高齢化が進んだ町で何が出来るのか、ちっとも分からない。
最後に防災ですね。総会でも、防災についてのご意見がありました。南海トラフの地震災害がいつやってくるのか分かりませんが、自治会としてそのことに備える態度は必要かと思います。自治会費はそれなりに残っています。まだイメージは出来ていませんが、防災を自治会で考えるのは必要です。
とまー、昨日から考えたくもないのに、色々と考えている僕がいます。嫌なんだけどな~。




