表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
だるっぱの呟き  作者: だるっぱ
393/495

山登りとか特別展とか

 ヤフオクを時々使用します。この間、登山道具であるアルミ製のワカンを見かけたので入札しました。新品なら1万5千円くらいします。ヤフオクの取引では、中古で8,000円くらいが相場でした。締め切りまであと4時間というタイミングで3,600円で入札したら、僕の入札が最高額との表示が出ます。でも、期待はしていませんでした。残り時間が30分を切ると急に入札が集中して高騰するのは、いつものパターンだったからです。


 その日は、ヤフオクに入札したことを忘れて酔っぱらって寝ました。次の日は、とても忙しくてヤフオクのことなど全く思い出しませんでした。二日後の夕方、何気なくヤフオクを立ち上げると、「支払期限が迫っています」との通知がありました。ワカンを競り落としていたのです。慌てて入金しました。


 ワカンは深い雪の中を歩くための道具なので、厳冬期を過ぎた今は使用する機会がありません。次のシーズンに持ち越しになります。ただ、ワカンが切っ掛けで雪山に登りたくなりました。GWに雪山に登りたいのであれば、3,000m級なら雪が残っています。


 3,000m級の山にチャレンジするのなら、北アルプスの乗鞍岳が初心者には登りやすいようです。残雪期になるので、アイゼンやピッケルは必要になります。ただ、ワカンは必要ないかな。ただ、僕の足はスーパーカブなので、大阪からだと道のりが400kmを越えてしまいます。かなり遠い。次の候補として、福井県の白山を考えました。白山なら道のりが300kmくらいで比較的近い。ただ、白山の標高は2,702mになります。ギリギリ森林限界を超えているくらい。雪は残っています。僕が体験した最高峰は奈良県にある標高1,700mの山上ヶ岳なので、それに比べるとはるかに高い。山の中で一泊すれば、余裕で登れそうな気がします。想像するだけでテンションが上がりました。当初のGWの予定は、長野県の諏訪湖周辺で歴史散策することを想定していました。それも、楽しみなんです。どちらかに決めないといけない。グルグルと迷っています。


 この間、上野にある国立科学博物館に行ってきました。特別展「古代のDNAー日本人の来た道」、面白かったです。丁度、縄文時代について考えていたところなので、タイミングが良かった。これまでの考古学は、発掘された土器や人骨の形状を比較する研究でした。ここにDNAを比較するという研究方法が加わったことで、今後は飛躍的に知見が広がるようです。以前に、Yハプログループについてご紹介しましたが、その内容も今後はドンドンと書き換えられていくと思います。博物館と言えば、実は関西も熱い。今後の僕の博物館めぐりについて、ご紹介します。


 4月19日(土)~6月15日(日)

 京都国立博物館 特別展「日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―」


 4月19日(土)~6月15日(日)

 奈良国立博物館 特別展「超 国宝―祈りのかがやき―」


 4月26日(土)~6月15日(日)

 大阪市立美術館 特別展「日本国宝展」

 

 4月26日(土)~7月6日(日)

 京都文化博物館 特別展「和食ー日本の自然、人々の知恵」


 今一つ盛り上がらない万博と連動する形で、関西に日本の国宝が一堂に集まります。京都国立博物館には国宝《風神雷神図屛風》が、大阪市立美術館には国宝《縄文のビーナス》がやってきます。奈良国立博物館は、もっと熱い。石上神宮所蔵の国宝《七支刀》や、中宮寺所蔵の国宝《菩薩半跏像》が展示されます。特に《菩薩半跏像》は、聖徳太子のお母さんである穴穂部間人皇后の姿を刻んだと伝承されていました。聖徳太子を描く上で、穴穂部間人皇后は主役級の人物になります。是非ともお会いして挨拶をしておかねばなりません。


 京都文化博物館の和食展も見逃せない。2年前に国立科学博物館で始まったこの巡回展示を、僕は心待ちにしていました。飛鳥時代にどのような食事をしていたのかに、とても興味があります。聖徳太子の小説を書く上では、絶対に必要な資料でした。知りたい。


 国宝は、人類が想像してきた遺物の中でも超一流の品々。この歳になって興味を持つなんて考えもしなかった。というか、この歳になったから興味を持ったのかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ