極悪女王
ここ最近は、大台ケ原をテーマにして小説風に物語をアップしていました。前半部分が終了してこれから後半戦になるのですが、今後は少し趣が変わっていきます。純粋な山登りの描写というよりは、僕の心の内の吐露になります。楽しんで頂けると非常にありがたい。
ところで、そうした合間にネットフリックスの極悪女王を視聴しました。ゆりやんレトリィバァが主演のダンプ松本の物語です。先程、鑑賞が終わりました。意外にも……泣かされました。五十代のオジサンということもあり、涙もろいことを差し引いても、まさか泣かされるとは思ってもいませんでした。良いドラマだったと思います。物語を創作していくうえで、読者にまた視聴者に感動させるというのは非常に難しい。
――ほら、泣いてみろ!
みたいな、上から目線の描写では誰も感動しません。起承転結の起承でしっかりと読者の心を掴むからこそ、転結において読者は感動させられます。つまり、飛び立つまでの助走距離を丁寧に描写する必要があるのです。
ダンプ松本が活躍した頃は、僕は中学生でした。当時はプロレス全盛期で、女子プロレスはゴールデンタイムで放送されていたので、僕も観ていました。誰もが、ダンプ松本を「真正の悪」だとテレビによって信じ込まされていました。プロレスは興行であるのに、まるで悪魔のように誰もが呪いました。
ネットフリックスのドラマによって、ダンプ松本の裏の顔が紹介されます。これも事実に即しているとはいえ創作になるのですが、それでも真実味が感じれる良作でした。観ていてとても面白かった。ネトフリは会員にならないと視聴できませんが、とても面白かったと思います。
最近は、ネトフリの極悪女王や地面師、それからディズニープラスの将軍を観てきましたが、どれも真に迫った良作でした。とても刺激を受けています。僕も良い作品を想像してみたい。その様に思いました。




