背中
子供が居ることが前提で話をさせて頂きます。長男が何回目かの不登校を始めました。不登校自体は、そんなにも心配をしていません。成長期の不登校は、自身のアイデンティティの確認には必要なことだと思っています。そのことで、少々の勉学の遅れがあったとしても、人生においては良い経験をしたと思うようにしています。
ただ、その時に親である僕が、どの様な態度を取るのかは慎重です。息子は敏感に色々なことを感じ取っているでしょう。
そうした中ですが、僕は奈良への野宿旅行を結構しました。僕自身が行きたいということもありますか、背中を見せるという側面が強いです。
このように生きなさい。
あのように生きなさい。
その様に、道を示すのは簡単です。しかし、僕自身がその様に生きているのかは、別問題です。親は子供には示さなければいけないと思います。
たかだか野宿くらいの事、そんなに偉そうな事ではありません。しかし、親である僕が人生を楽しんでいないのに、子供に「人生は楽しいよ」とは、言えないような気がするのです。僕自身が、人生を楽しんている。そうした姿は、見せたいなと思っています。しょうもない姿も含めて。