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だるっぱの呟き  作者: だるっぱ
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大和湖

 台風一過。清々しい天気になりました。でも、まだまだ暑い。朝、仕事の為に出勤していると、足元から虫の音が聴こえてきました。季節は、誰に言われなくても確実に移ろっていくようです。


 さて、バタバタとした日々を過ごしながら聖徳太子の資料に目を通しています。1400年前の飛鳥時代が、どのような時代だったのかをイメージしようと努めています。が、これがなかなか難しい。


 有名なところで、山岸凉子の「日出処の天子」を購入しました。内容はフィクションですが、当時の空気感がイメージしやすい作品です。


 梅原猛の「聖徳太子」を購入しました。内容の質もさることながら、文字数も凄い。読みごたえのある書籍です。今後、僕の中では、聖徳太子像の柱になる資料になると思います。


 この他にも、聖徳太子が表した法華義疏と十七条憲法の資料等が色々とあります。全部読み込むのに、どれくらいの時間が掛かるんだろう? と自問自答してみたり。


 でも、「知る」というのは、楽しい行為です。僕の中で、聖徳太子を咀嚼していきたい。ただ、知りたいことは多岐にわたるんです。聖徳太子のことを表現しようとすると、当時の人々の暮らしを知る必要があります。どんなものを食べていたのか、どんな服を着ていたのか、どんな道具を使っていたのか。また、豪族の力関係や、高句麗、新羅、隋といった国際関係も、重要です。


 他にも、地理的な要因も重要です。何故、奈良という山を越えた奥まった地域に都を置いたのか?


 具体的な文献や証拠があるわけでは無いのですが、飛鳥時代に大和湖と呼ばれる湖があったという仮説があります。奈良のど真ん中に湖があり、その湖を囲むようにして重要建築物が並んでいるそうです。また、当時の和歌に、奈良にカモメが飛んでいる様子を歌ったものがあります。


 これって、面白くないですか? 僕は大いに興味をそそられます。聖徳太子が建立した法隆寺が湖に面していた。そんなことをイメージするだけで、ドラマが広がっていきそうです。


 昨年、僕が乗るスーパーカブを題材にして、半自伝的小説を書きました。そのスーパーカブに乗って、奈良を散策したいと思います。柏原から大和川を上っていき法隆寺や三輪、明日香村の辺りをトボトボと走ってみたい。どんな景色が見えるのかな〜と、期待しています。今は忙しいから、10月のどこかで時間を作ってみようかな。それこそ、またソロキャンプでもしようかな。そんなことを考えている今日この頃です。

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