小さな決意
普段から、僕は大きなことを言っています。それはもちろん「聖徳太子」の物語を僕が書くと言っていることです。自信……と言うよりも、自分に対して発破をかけています。時間というのは勝手にダラダラと流れていくので、意識して竿を刺さないと流されたままになってしまいます。現在、聖徳太子に関する調べ物は続けていますが、手に負えないくらいに深い。最近、一冊の本を読み終えました。その本を読んだことで、更に4冊の本を買いました。勉強が終わるのは、まだまだ先になるでしょう。長期スパンで取り組んでいます。
ところで、僕は文章を書くことを趣味にしています。その文章をネットを通じて公開しているわけですが、現在、利用させていただいている舞台は、「小説家になろう」「ノベルアップ+」「カクヨム」「Facebook」「アメーバブログ」それから「アマゾンkindle」になります。この5月、お世話になっている「小説家になろう」でコンテストが始まりました。第11回ネット小説大賞です。
第9回ネット小説大賞では、拙著「逃げるしかないだろう」が最終選考に残り興奮しました。ところが、入賞という壁は厚く落選します。ただ、そのお陰で推敲の重要性が認識できました。延べ一年近く、一つの作品と対峙して文字と格闘した日々は、僕にとって良い勉強になりました。
ただ、そうした取り組みは、結果的にコンテストに対する僕の認識を変えました。コンテストというのは、出版社が商売をする為にネタを探し出す場です。作品の良し悪しよりも、商売として消費者に需要があるかどうかが重要なわけです。僕は、自分が描きたいものを作品にしたい。僕の作品はどちらかというとマニアックです。そこには、コンテストが求める作風との乖離があることを感じました。
ところが、そんな僕ですが。この度「第11回ネット小説大賞」に応募することを決意します。これから書き上げます。締め切りは7月31日ですから、あと2か月とちょっとしかありません。作品は、拙著「貴女を守りたい!【少年探偵団の事件簿】」の続編です。
前々から、途中で投げ出したままのこの作品に対して、心残りがありました。今回、コンテストに応募するという切っ掛けを利用して書き上げることにします。これは、僕の決意です。ただ、発表は締め切り間際のギリギリになると思います。以前であれば、書きながら発表していましたが、今回は書き上げてから発表するつもりです。今回の作品は、一つの独立した作品としてまとめます。ですから、「貴女を守りたい!【少年探偵団の事件簿】」は、前日譚的な位置づけになります。新しい作品が発表された時点で、そのまま完結にします。
今回の作品は、あえてコンテストの為に書き上げるつもりです。どこまで僕の力が通用するのか分かりませんが……挑戦します。今回は、僕の決意発表でした。