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だるっぱの呟き  作者: だるっぱ
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出発

 9時30分。次男シンゴが自転車に乗って出発しました。まだ、雨は小降りでしたが、直に晴れます。気温も、落ち着いていて、自転車を走らせるのには最適な気候になったと思います。案外落ち着いて、


「じゃ、行ってくる」


と言って、出て行きました。息子の背中が頼もしく思えました。無事に帰ってきた頃には、一回り大きく成長しているでしょう。事故を起こす可能性もありますが、それはそれで、良い勉強になると思います。


 僕も、これから準備を初めます。手始めに、ご飯を炊きました。今晩の、僕の食事の為です。御握りを作って持っていきます。夜は焼き鳥で、ビールを飲もう。


 GPSはセットしました。シンゴには、何かあれば迎えに行くと言ってあります。帰りたくなったら、電話をくれと言ってあります。ワザと、弱音を吐いても良いと言ってあります。でも、僕が、車で向かうことは伝えていません。本人は、心の中で様々にせめぎ合い走り続けることでしょう。


 僕は、マラソンをしていました。コロナで、最近はご無沙汰なんですが。100キロマラソンも完走したことがあります。走っている道中というのは、止めたくて、止めたくて仕方がない。止めてもいいし、走ってもいい。全ては、自分の判断に任されます。何で、こんな苦しいことをしているんだろう、自問自答ばっかりします。それでも、走り続ける。その先の事は、完走しないと分からない。僕は、歓喜と感謝に震えました。そんな体験を、シンゴに体験して欲しいなと、思っているだるっぱです。

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