一次選考
酷い雨です。近所で河川洪水警報が発令されました。次男シンゴの自転車での琵琶湖一周の出発を、今日と決めていたのに、これでは出発が出来ません。一日に何度も何度も、天気予報を開いては確認をしていたのですが、今日は諦めるしかない様です。残念です。僕も仕事があるので、あまり出発が遅れてしまうと、隠密行動が取れなくなってしまいます。雨よ、上がってくれ! 祈る様な気持ちです。
さて、春に脱稿した長編小説「逃げるしかないだろう」ですが、小説家になろうの「第9回ネット小説大賞」に応募をしておりました。一次選考、二次選考、三次選考を経て大賞が決まるという、大きなコンテストです。応募作品数も一万を超えています。選考にあたって、それら一万を超える作品を、どれだけの人員で、どのように判断をしているのか気になるところです。想像するだけで、ぞっとする作業のように思えます。
そした第三者の目で作品を読まれ審査される。とても興味がありました。大賞等に選出される作品というのは、作品の質が優れているのはもちろんの事、時代という感性を掴むことが大切だと思っています。そうした意味では、その作品の運という要素は非常に重要だと思っています。ゴッホの絵が作者が亡くなってから評価されたように、時代に合わなければ評価はされない例は沢山あります。ですから、賞に選ばれなくても素晴らしい作品というのは、沢山あると思います。
「時代の感性を掴む」
これは、非常に大切なことですが、時代の感性を掴んだかどうかは、後から振り返らなければ分からないことだと思います。初めから、時代の感性を掴んだと思って小説を書いている天才はいないと思います、たぶん。だから、時代を無理に追いかけるよりも、自分の感性に合った好きな物語を紡ぎ出すことの方が、僕は重要だと思っています。
もちろん、賞を取れたら嬉しいです。ただ、今回、「第9回ネット小説大賞」の応募した、最大の目標は、一次選考突破です。専門の審査員が、「これぐらいのレベルなら、一次選考を通しても良いだろう」と判断した最初の基準です。これは、僕の考えですが、一次選考では、作品の質のみを審査していると考えています。今の時代にマッチした商業ベースに乗るという要素までは考えていないと思います。ですから、一次選考が突破できたということは、最低限の質を保証されたと考えています。
で、本題なのですが、今日8月13日金曜日、ジェイソン怖い怖い日に、一次選考の発表がなされます。大変心待ちにしていました。12時ごろに夕方の発表になると通知があり、今か今かと待っていました。夕方の6時になり、サイトが繋がりにくくなりました。何度も何度も、クリックをして10分位待ちました。
m(_ _)m
読んでくれている皆さん、ありがとうございます。一次選考に残ることが出来ました。とても嬉しい限りです。ホッとしております。今後、二次選考三次選考が、9月と10月にありますが、ここからは運だと思っています。正直言いまして、多分、残りません。時代という意味では、僕の作品はとても偏っています。ただ、一定の評価をしていただいたことに、大きな感謝をお伝えしたいです。良い励みになりました。新しい作品を描きたいという気持ちになれました。
さて、今晩も酒を飲もう。気持ちよく酔えそうです。




