弥勒菩薩半跏思惟像
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太秦広隆寺にいます。ここには、仏像系で、国宝第一号になった弥勒菩薩の像を見ることができます。
603年のこと、聖徳太子がこの弥勒菩薩に感銘を受けた後、この仏像を引き受ける人物を求めました。秦河勝が、この弥勒菩薩を引き受け蜂岡寺――後の広隆寺――を太秦に建設しました。この寺が、京都では第一号の寺になります。
広隆寺では、弥勒菩薩だけでなく様々な仏像を鑑賞することができますが、素晴らしかった。少し、ぼ~っとしています。弥勒菩薩だけを半時間くらい鑑賞していました。途中、ゲシュタルト崩壊を起こしていたような気もします。ただ、その間、色々なことを考えていました。
弥勒菩薩の凄さは、圧倒的です。美しくて柔らかい。余計なものを削ぎ落として、人間が目指すべき境地を表しています。どのような思いで、またどのような理解で、この仏像を彫ったのか制作者に尋ねてみたい。
また、他にも多くの仏像があり、どれも素晴らしい。観ていると当時の人々が感じていた仏教に対する並々ならない熱意を感じました。生半可な気持ちでは、これらを制作することは難しい。写真では分からなかったリアルを感じてきました