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酔っ払ったので
人間は生まれて、死んでいく。
当たり前のことではあるけれど、このことを真剣に見つめる人は少ないと思う。
終わりよければ全て良し。
これは、真実だ。
生まれたときには差別がある。金持ちであったり、健康であったり。生まれたときに差別があることは仕方がない。
ただ、死は選ぶことが出来る。どのような死に方をするのは、その人の生き方で決まる。
生きているときの損得なんて、死を目の前にすれば僅かなことだと思う。
死ぬ瞬間に、どのような心持ちで居られるのかが、最も大切だと思う。
比較はできないが、僕は100kmマラソンを完走したことがある。限界を超えた激しいレースでした。
あの時、僕は一度、死んだと思います。ゴールした瞬間、この世の全ての物に感謝したい気持ちで一杯になりました。四つん這いになり、泣きました。感謝に咽び泣きました。
あの時の感謝の気持は、不思議な感覚でした。僕が死ぬときも、そのようにありたいと思いました。
死を感謝で迎える。
嬉しさでむせび泣く。
僕の理想です。




