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名無しの傭兵集団  作者: ひでやん
3/3

こんにちわ傭兵さん

また会いましたね、ようこそクソ小説へ

書いてる時にふと思いましてね、題名が思いつかないので今回から適当にセリフを題名にする事にしました

題名のセリフをどこで使うかハァハァ予想しながらお読みください


そうと決まれば急ぐまで、僕は(かしら)のいる部屋に行く、言うまでもないが念の為、頭はこの傭兵団のトップ、頭目とも言える、リーダーだな

なにかする時は頭に話をしないと軽く怒られるからな、なぜか僕が、僕以外の奴が話忘れても何故か僕が怒られるからな、あの人はおかしいんだよ


木製の廊下を歩き扉の前に立つ、コンコンとノックをして扉を開ける


「入るよ」


「あぁ」


開けた先には客用のテーブルとソファー、奥の窓際には明らかに偉そうな人が座りそうなふかふかの椅子、そして無駄にデカい机、引き出しが何個もあるやつだ

その椅子に頭が座っていて窓の前にリーチェが立っていた、3年経っても何も変わらないその容姿は誰もが羨むであろう美貌である


「こんにちわ傭兵さん」


視線を少し下にズラすと知らない女性が座っていた、目の色は水色で綺麗な金髪は腰まで伸びており着ている洋服はドレスのような見た目の白いワンピースを着ていた

しかし見た目と雰囲気、喋る言葉は想像を完全に裏切られた、田舎の旅の人かと思ったがこれは明らかに違うな


「・・・誰?」


「一応依頼主だ、貴族令嬢だそうだ」


貴族の人がなぜ山の中の傭兵アジトに1人でいるという疑問はこの際置いておくとして偉い人だろうが依頼主なのだ、丁重に扱わなくてはね

僕は女性とは反対側に座り依頼内容を聞き出す


「それでどのような依頼内容でしょう?」


「私の護衛をと思いまして」


「それでしたら適任の者を呼びましょう、しば━━━」


「女性の方がいいと思ってましたが気が変わりました、私とほぼ同年代そうな貴方に任せようと思います」


え?なんで、僕は視線を頭に移す、目を逸らされた、次にリーチェを見る、おもちゃを見つけたようなニヤケ顔でこちらを見ている、助けろよ


言葉を遮られたうえに予想外の言葉に思考が止まった、頭は真っ白になり何を喋ればいいか分からなくなり疑問をぶつける事にした


「なぜ若い自分なのでしょう?」


「私、今年で20歳になるんです、ここに来るまでに何人かの傭兵さんを見させてもらいましたがだいたいの方が30代に近い年齢でした、年の差が離れると意外と空気って冷たいんですよ?」


「確かに自分は今18です、依頼主様とは1、2歳の差ですが自分は男ですよ?、その辺の事をお考えですか?


「まぁ!、その雰囲気と口調で年の差が1、2歳と言うなんて!、ご冗談がお上手ですね!、性別も気になられるとは少し遅れた思春期ですか?」


「ブフッ」


口を片手で押えながら笑われて言われた、リーチェはもはや隠すことも無く腹を抑えて笑っている

僕はそんな年上に見えるのか・・・、しかも思春期って・・・確かに女性の事が気にならないと言えば嘘になるがそれはどこの貴族様なのかと言うのであって決していやらしい意味では━━━━


って何考えてるんだ僕は、会話の主導権を依頼主に握られてあまつさえイジられるとは情けない、加えて余計な事も考える始末、これ以上は許容出来ない


「戯れはこれくらいにしましょう、依頼主様の護衛の件ですがもう一度確認します、自分で構いませんね?」


「はい、よろしくお願いしますね、私はラン、正式名はフェーデル・フェニ・ランです」


「自分はタチバナという者です、よろしくお願いします、具体的な契約内容は別の者に任せていますのでそちらの者と話してもらい頭の許可を貰って正式に依頼として受けさせていただきます」


無理矢理ではあるが何とか依頼を受ける事に成功した、しかもあのフェーデル家だ、かなり上の貴族様じゃないか

フェーデル家は強い権力と財力、それらを維持する人員がいるわりと武闘派の家計である


戦闘派の人員もいるので王都の1区画の管理も行っている、彼女はその家系の長女、次期当主だ、ラッキー!


「あっ、敬語は結構、堅苦しいの苦手で」


えへへと言わんばかりに片手を後頭部に当てながら喋る、意外といい人そうだな、助かる


「そうか、しかしラッキーだった、ちょうど王都に行って仕事をいくつかこなそうと思ってたんだ」


「あら、なら都合がよかったわ」


コミニュケーションを取り始め少し会話をし始めた、趣味だの夢だのやりたい事だのをランは喋ってくれた

僕はその辺りに疎いからよく分からないと答えるとあららと大げさにランは笑った、失礼な奴だ


しばらくしてフランが来たので僕は退出するためにランに一礼して立ち上がる、フランには通り過ぎる時に任せたと声をかけた、いい仕事だといいな


パタンっと扉を閉めて僕は詳細な契約内容が決まるまでロビーで待つ事にした、このアジト、見た目は完全にアジトっぽい雰囲気ではない、それっぽいのは場所だけだ

数キロは歩く山奥に偶然あった広いスペース、そこに木製の館を建てた、部屋数は把握してないが多分15とかだと思う、地下室も含めて


部屋には2段ベットかシングルベッドが2つ置いてあり場所によって窓があるないの部屋がある、あとは小さいテーブルくらいか、狭めではある


ロビーは広めのスペースを確保してある、20人近い人数は同時に座れるだろう、ソファーも山で狩っている野生の獣の毛皮を見た目が良くなるように加工して使用している、結構ふかふかで暖かいんだ


ロビーの奥にある中央の階段は左右に枝分かれしている、階段を上がれば宿のように廊下に扉が並んでいる光景が見られる、あっ民宿とか出来そう


━━━━━━━━━━━


1時間経過した、さすがにそろそろ終わるだろう、そう思った時2階からコツコツと音がした、階段を見ればランとフランが降りてきた、なんか話してるなぁ


「ではこれにて契約完了と致します、出発は明日早朝とします」


「おっ、じゃあお泊まりね」


「そうなりますね」


話し終わったみたいだな、僕は立ち上がって階段に近づいて話しかけた


「話は終わったか」


「えぇ、出発は明日早朝よ、寝る前に準備を怠らないようにお願いね」


「分かった」


フランよ、もう少し優しく言えんかね、なんかキツく聞こえるぞ、いや気のせいか

雑念を払うかのように顔を振り視線をランに戻した


「じゃあ明日からよろしく」


「はーい、よろしく」


「軽・・・」


ボソッと思わずでた一言、その一言にランは噛み付いてきた、そこからロビーのソファーに座り軽・・・という発言について追及された、相当根に持ってるなこいつ


━━━━━━━━━━━━━━━


時間は過ぎて朝が来た、クローゼットの前に立ちロングコートを着て内側に投げナイフを左右に2本ずつ隠した、ブーツを履いて靴紐を結んだ、念の為もう1回装備を確認してその後クローゼットの下にある横長の引き出しを開けて愛用の剣を取る


剣速を重視し極力軽さを優先した、見た目は剣と何ら変わりないが特殊な素材を使っているため軽いが硬い

刃の根元部分には天使のような翼の絵が1つ書かれている、この剣を作った時専属の鍛冶師が僕をイメージしてつけたのだ、早く鋭く、しかして正確に、そう思ったらしい


え?特殊素材は何かって?、うちの魔法使い達が錬金術で作った金属だよ、それを鍛冶師が使って剣を作るんだ

リーチェを含めて魔法使いは2人しかいないけどその2人の魔法への頭脳はフランを凌ぐ、故に個人に合わせた素材を作るなど造作もないのだ


僕は(さや)から剣を抜き右手で1振り、ヒュンっと風を切る音を確認する、うん、いい音だ、違和感がない

音を確認して剣を鞘に戻しベルトに固定する、そして窓を見る、朝日が登った、出発の時だ


「よし、行くか」


金が必要だろうと寝る前にフランに渡されたお金の入った袋を取り外に出るため部屋を出た

あっ、ちなみにここは一番最初に入れられた病室だよ、ついでだからお前の部屋はここだと勝手に決められてそのまま個室扱いになった、リーチェいるから必要なくなったしね

中盤辺りで使うと思ったか?、残念速攻で使うぜ!

はい、以上です

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