これが日常だ
暇な時に適当な中二病設定で適当に書きましたんで暇な人だけ見てください、わりとデタラメな魔法出てくるのでつまんない人にはつまんないかもしれない?
月日は3年を過ぎた、僕もそれなりに成長した、勉強して体も少し大きくして剣術とその使い方を教わった、傭兵としての仕事も完璧に出来てるつもりだ
ワイズの言う通りに一騎当千の傭兵に育ってる・・・はずだ
人員もかなり増えて今は80数名いる、そのうち50人は戦闘に特化した人材で残り30数名は頭を使ったり武具の管理などをさせている、鍛冶師も数名いるのでオーダーメイドで剣が作れたりするから助かっている
パッと見ちゃんと役割分担しているが一人一人の個性が強過ぎて時々喧嘩になったりする、故に噛み合わず現場を荒らす、その度に僕かワイズが実力で黙らせる
戦闘組には特にそれが効く、あいつらは言っても聞かないから体に刻むしかない、あんまり騒ぐなって
とまぁこんな感じで3年経った、その間に何があったかなどの具体的な説明はまた別の機会にしよう、ほら、言ったそばから喧嘩が始まったぞ
個室から外を眺めていると土煙が見え轟音が鳴り響く、ワイズは仕事でいないから止めるのは僕かな、そう思い開いていた本を閉じ机に置き壁にもたれかかっていた愛用の剣を持ち外に出た
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「素振りの邪魔だ!脳筋拳野郎!」
「その脳筋拳野郎に1発貰ったバカはどなたかしら!」
「ァァ!?」
うわぁ・・・喧嘩したよ、これで何度目?、見慣れ過ぎてもはや恒例行事の気がしてきた、あれだけボコボコにされてなおするとはその根性を称えなくてはね
喧嘩の原因は些細なもの、大剣を両手で振り回す男グレイはその剣を脳筋拳野郎と言われた女性シスナーにぶつけかけた、しかしぶつかる直前でシスナーがその大剣を下からの膝蹴りで折った、真っ二つだ
オーダーメイドの大剣を折ってしまった、それにグレイは怒った、以上
(あれ・・・?、些細な事じゃない?)
謎の焦りから冷や汗を書いてしまうが私は近くで起こっている喧嘩を無視して仕事をする、と言っても簡単で倉庫にある食料庫を見に行くだけだけどね
え?喧嘩をどうするのかって?、ほっとくのよ、どうせあいつが止めるから、私はその後の事後処理をするだけ
ほら、聞こてきたよ、轟音で目立たないけど静かな無駄の無い足音が、近づいていく、轟音の中心へと
次の瞬間、少年は剣を抜いた、土煙を切り裂くが如く剣を振り抜く、そこから更に2回右に左にと振り抜いた、すると轟音は泊まり土煙も晴れてくる、地味に聞こえてた悪口の言い合いも止まった、いつものだ
こうなったら後は私の出番、喧嘩による被害状況の把握は私の仕事だ
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僕は動きを止めるために2人が正面からぶつかる直前、その真ん中へ剣を振り抜いた、それにびっくりした2人は足が止まる、その時間があれば充分だ
グレイの肩を、シスナーの太ももを刃先で薄く切り軽い切り傷を負わせ、互いに距離を取らせた、鬱陶しい土煙も少し晴れてきた、よし、後はいつもの言葉を言うだけ
「原因は?」
「シスナーが俺の剣を膝蹴りで折った」
「グレイがあんまりに大ぶりで振り回すから注意しようと近づいたら当たりそうになってとっさに・・・」
「そうか、グレイ、お前の大振りの素振りは外で遊んでる子供達にも当たるかもしれない、今回はシスナーがとっさで折ったが子供はそれが出来ない」
「あぁ、分かってる」
先程とは態度を一変、怒られる子供のようにテンションが下がっている、2m近い大男がだ、既にこいつは20回以上は止めた、さすがにすこしくどい、少し強めの言葉をかけるか
「次やったら小さな切り傷じゃ済まさないからな」
威圧的な口調、言い方、心が弱った敵にはこのような精神攻撃が効く、グレイは切り傷を抑えて身震いをした
悪寒を感じたのだろう、だがすまない、その悪寒は正しいよ、だって次やったら腕切るつもりだから
「シスナー、お前もだ、こうなる事は分かってるはずだ、お前が止めてもこうなる、であれば他のやつを行かせるべきだった」
「そうね、私とあいつは仲が悪いからね、次からは貴方を呼ぶわ」
その返しに頷いた、僕は剣を鞘にしまった、そして両手でパンパンと2回音を鳴らした
すると1人の優雅な女性が近づいてくる、一応僕達の仲間だ
「何か?」
「事後処理を頼む、そこの椅子に座ってるから終わったら呼んでくれ」
「わかった、あの二人は?」
「瓦礫の撤去にでも使え、もしくは軽い罰でも与えてろ」
そういうと女性は頷いた、フランはすごく頭がいい、頭がいい組の中でも2番目にはいい、だから頼りになる
元貴族の時期当主という事もあって帝王学や社交辞令も兼ね備えてる、その分運動は出来ないが人間それぐらいがちょうどいい、僕は近くにあった丸太に座り被害状況を軽く確認した
大剣を振り回していたというのもあり地面にはかなり深めの切った痕跡がある、さっき立ってた場所にはかなり地面にくい込んでいる足跡がある、シスナーめ、膝蹴りする時かなり足に力入れたな
後は折れた大剣が1つ、その破片が散らばっている、切り傷を作った事による少量の血痕、以上が被害の全容になる
やれやれ、いつもの事ながら派手にやったな、またあいつに直すように頼まなきゃ、そう思っていた時だった、地面にあった複数の切り傷や折れた大剣、グレイとシスナーにつけた浅い切り傷は緑色の光とともに徐々に直り再生していった
どこから見ているのか知らないがどうやら魔法を使って直したようだな、良かった、これでお金を使って直さずに済む
「流石だな」
あいつの治癒能力は生物に限らず地面や戦闘による被害、傷跡をなかったことに出来る、多少無防備になるがそれぐらいはなんとかする
それに治癒速度も早いので即死でなければだいたい死なないのだ、それを他人にも使用できる、この事からあいつ、リーチェは不死の女神なんて呼ばれるのだ
リーチェがいれば何も死なない、その信頼と実力は僕達であれば誰でも知っている、そしてやつの事情も知っていれば尚のこと魔力を使いまくれ!と言いたくなるだろうね
「終わったから食料庫のチェックしてくるね」
「ありがとう、頼むよ」
フランは座っていた僕にそう言って少し笑って歩いていった、ああいうのなんて言うんだろうね、分からないや
「そういえばお金なかったなぁ」
素晴らしい青空を見上げながら呟いた、さっき言った通りここには数年数ヶ月前に保護した子供達が居る
僕らはそいつらを次代の傭兵にすべく慎重に育てている、中にはよく食べるヤツもいるから食費が増えるのだ、傭兵の仕事なんて戦争の戦力として雇われるか貴族に護衛として雇われるかくらいだからね、でもお金がいっぱい貰えるから文句も言えない
「王都に行くかぁ」
お金を稼ぐため僕は決心した、そうと決まれば頭に行っていいか聞かないとね
次回をお楽しみにください、続きは未定です、そう遠くないとは思うけど