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MY song

ハンモックと、夕暮れ。

作者: caem



 ゆらゆらと うとうとして




 決して風に委せるでもなく


 むしろ 自分で漕いでいる


 湿った空気に サヨナラを告げ




 ゆらゆらと うとうとして




 手を差し伸べて ガッカリする


 歪んだ気持ちに 溜め息をつき


 成熟したのだと 想う




 ゆらゆらと うとうとして




 ただ眺めていた その行方


 白い髪が 棚引いてゆく


 間近に迎えた 死神の


 鎌が降り下ろされている




 ゆらゆらと うとうとして




 真っ赤に染まる夕焼けは


 余すことなく 全身に


 その温もりを叩き付け


 ポトリと落ちた 手の甲に






 蜻蛉が 足を 停めた


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