表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE HANGED MAN  作者: SEASONS
1日目
59/499

三匹目

そうして師匠が青竜と戦っていた頃。


別の方角に向かった渚は朱雀を相手に苦戦している様子だった。



「法の名の下に!等しく裁きの光を!」



全力で陰陽術を発動させているのが感じられる。


だけど朱雀はあっさりと光を回避して上空へと飛び上がってしまったようだ。



「うぅっ。またかわされた!?」



陰陽術を回避した朱雀は一気に下降して、鋭い爪を渚に向けて襲い掛かっていく。



『クアアアアッ!!』


「くっ!」



急いで朱雀の爪から逃げ出した渚は再び両手に力を込めていく。



「速すぎて動きが捉えきれない…。」



空を飛ぶ相手としては青竜もそうだけど、

おそらく朱雀はそこまで大型ではないだろうからね。



自由自在に高速で飛び回る朱雀を補足するのは難しいようだ。



「私の力じゃ、朱雀は止められない……ならっ!」



渚は逃げるのを止めたようで、朱雀と向き合うことにしたようだね。



「撃ち込めないなら直接叩き込むだけですっ!」


『キシャーーーーーーーーーーーッ』



向かいくる朱雀に対して、渚は両手を突き出して構える。



「法の名の下に!等しく裁きの光を!!」


『キシャアアッ!?』



渚の攻撃が当たったのだろうか。


負傷した様子の朱雀が弱々しく上空へと飛翔していく。



(…これなら?)



「動きが鈍ってる今なら倒せるかも。」



渚も勝機を見出したようだ。



「法の名の下に!等しく裁きの光を!」


『…ッ!!!!!』



朱雀はかすれるような悲鳴をあげて地に落ちていく。



(…倒したのか?)



声は聞こえても見えるわけじゃないから状況が判断しにくい。


だけど朱雀が動き出す気配は感じられなかった。



(…どうやら渚が勝ったようだね。)



「はあっ…。はあっ…。」



極度の緊張感から開放されたからか、渚は大きく深呼吸を繰り返している。



「ほぼ同時に二つの気配が消えた気がします。多分、私の他にも誰かが聖獣を倒したのではないかと思うのですが…。あと一匹だけならもうすぐ結界を越えられるのでしょうか。」



渚も周囲の状況を感じ取っているようで、

短い休憩をとるためにその場に座り込む気配が感じられた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ