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刀◯ノ巫女

「これでおしまいかと思ったら大間違いだからね! 私にはまだ別の武器があるの!」


 真依子は再び帯に手を突っ込むと,今度は,白い紙がジグザグに折られたものが2枚先端にくっついた棒を取り出した。



「巫女の武器その2。御幣よ」


「…ごへい?」


「そう。神社でよく見るでしょ?」


「たしかに見るかもしれないけど,あんた,その武器で私をどうする気?」


「…それは考えてない。ただ,巫女服に合うかな,って」


「あんたバカ?」


 自らの名前を意識したのか意識していないのかは分からないが,明日香が言う。



「いいじゃん! 可愛いは正義なんだよ!」


「そんなことを言っているファッションモデルは,だいたい30代40代になって全てを失うのよ」


 具体的に誰をイメージしているのかは分からないが,明日香が言う。



「『巫女の武器』っていうから,てっきり刀剣が出てくるかと思ったじゃない」


「私,あんまり詳しくないけど,明日香さん,深夜アニメの見過ぎだと思うよ」


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