表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

59/87

カンニング

「お嬢ちゃんがわしとコウノトリを呼んでくれないんじゃったら、残念じゃが交渉は決裂じゃな」


 真依子は俯いた。



「…分かった。じゃあ、もう私とは会えなくてもいいということね」


「え? どういうことじゃ?」


「私、このままだと試験に落第しちゃう。そうしたらママに怒られて、神社で働くことを許してもらえなくなっちゃう」


「それはダメじゃ! お嬢ちゃん、ちょっと待っとれ!」


 神様が美雨の机の方に向かって飛んで行くを見て、真依子はほくそ笑む。

 神様ちょれ〜ww



 しばらくして戻って来た神様は、真依子に耳打ちした。



「1問目の答えは、ザ ドキュメント イズ アンダー…」


「ちょっと待って! 英語分からない!」


「そう言われても、これは英語の試験じゃからのう」


「ドキュメントってどういうスペル?」


「ディー・オー・シー・ユー…」


「待って! ディーっていうアルファベットが書けない! どう書くの!?」


「カンニング以前の問題じゃな。すまん。わしには救えん」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ