表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/87

衝撃の巫女フェチ

「結城君、私のこと拒絶しないの?」


「美郷、何言ってるんだよ。拒絶なんてするわけないだろ」


 結城君は、今まで真依子に見せたことのない柔和な表情を真依子に見せた。



「結城君、私のこと好き?」


 結城君は真依子の爪先から頭の先までを舐めるようにして見た。



「…もちろん好きだよ」


「嬉しい!」


 真依子は思い余って結城君のことを思いっきり抱きしめた。鼻腔いっぱいに結城君の匂いが広がる。すごくいい匂い。ハアハア…


 ガサっ。

 突然、足元で何か物音がした。



「ヤバっ」


 結城君は慌てて真依子の腕を振りほどくと、しゃがんで何かを拾おうとした。しかし、それを先に拾ったのは笠井だった。



「ん? これって伏見稲荷大社で売ってる巫女さんブロマイドじゃ…」


 笠井がアルバムの冊子をパラパラとめくるたび、白と赤のおなじみの格好をした女性が様々にポーズを変えていく。



「返せ!」


「これがポケットから落ちてくるということは…結城さん、あなた巫女フェチですね」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ