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友達第一号

「美雨、私がクラスメイトに避けられてる、ってどういうことよ!?」


「読んで字の如くよ。誰も真依子に近寄りたがらない」


「私が可愛いから、みんな私と見比べられるのを避けて、私に近寄りたがらないだけでしょ?」


「真依子が不人気な理由はその発言にも如実に出てるわね。それに、ルックスはさておき、真依子のファッションセンスは壊滅的だわ。恥ずかしくて横並びで歩けないレベル」


 真依子は歯を食いしばる。美雨の発言には思いやりの欠片もない。否、思いやりの問題ではなく、真実にも反している…はずだ。



「そうだ。私が真依子の友達第一号になってあげるわ」


「ト…モ…ダ…チ……?」


「あら? どうしてE.◯的な反応なのかしら? もしかしてあなたの住む星にはない概念だったかしら?」


「バカにしないでよね! 美雨と友達だなんてこっちから願い下げだから!」


「私、どうしてもあなたのことがほっとけないの」


「なんで?」


「人道的に」


「余計なお世話よ!」

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