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無関心の理由

「先生、この神社に何しに来たの?」


 笠井がハッとした表情で口を押さえる。



「わざわざ放課後に真依子様に会いに来るだなんて、まさか真依子様のストーカーなんじゃ…」


「神主さん、違います! 俺が三郷のストーカーなわけないです」


「笠井さん、そうだよ。先生が私をストーキングするわけないじゃん」


「そうです。俺は三郷にこれっぽちも魅力を感じてないですから」


「は?」


「違う! そういう意味じゃない! 三郷、落ち着け!」


 オミクジの入った木箱を持って振りかぶった真依子の腕を、芦原が慌てて掴む。



「俺は三郷だけじゃなくて、俺の学校の女子生徒全員に興味がないんだ」


「それは教師としての建前でしょ?」


「違う! 俺は呪われてるんだ」


「え? 呪い?」


「ああ。今日はその呪いを解くためにこの神社に来た」


「何の呪い?」


「…11歳〜14歳までの女性しか恋愛対象として見られない呪い」


「それって…」


 単なる性癖じゃん、という率直な感想を真依子は抱いた。


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