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巫女の仕事

「うわああああああん」

 

 真依子は赤ん坊のように泣き始めた。



「お嬢ちゃん、泣かないでくれ。別にわしと結婚することはお嬢ちゃんにとって悪いことじゃないんだ」


「嘘だあああ」


「わしと結婚するということはお嬢ちゃんが巫女になるということじゃ。お嬢ちゃんは巫女の仕事を粛々とこなしてくれればいい」


「…エッチはしないでいいの? 私、初体験があんたなんて絶対に嫌だからね」


「エッチ? そんなことはもちろん巫女の仕事には含まれてないぞ?」


「本当!?」


 真依子の涙がサッと引く。



「良かったあ」


「お嬢ちゃん、巫女の仕事というのはな、境内を掃除すること、詣でに来たお客さんに対応すること、オミクジや破魔矢を売ること、巫女舞を踊ること……」


「それくらいだったら単なるバイトと同じだね」


「それから、わしとコウノトリを呼ぶ儀式をすること」


「いやあああ」


 真依子は再び発狂した。



「このエロジジイ! 儀式とかいってカッコつけやがって! いやあああ」


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