山内陸士の憂鬱
陸上自衛隊のとある演習場は夕飯時を迎えていた。
山内一等陸士の班は配給のレーションではなく、手頃な石を竈に組んで焼き肉の準備をしていた。野営のスペシャリスト集団は淀みない手際で作業をする。
当初は演習中にいいのかと先輩陸曹に意見したものだが、「飽きるんだよ」の一言で済まされ、やがて納得するようになった。今では割り勘の買い出しに率先して手を上げる。自分の好物を混ぜられるからだ。
ノンアルコールで談笑しながら焼き肉が終盤に差し掛かった頃、班長がとってつけたように言い始めた。
「ハツハツの燃料補給当番言い忘れてたわ。2200時、中田。0時、飯田。2時、山内。4時、沢田。以上」
発動発電機は二時間置きに燃料を補給する必要がある。就寝中起きなくてはならないため、下っ端の仕事だ。
「了解しました!」
名前の上がった者たちが返事をする。山内は元気な声で返したが、一番ハズレの時間に当てられがっかりしていた。
「それじゃあ状況撤収後、解散就寝とする」
スマホの振動で目を覚ました山内は時刻を確認する。五分前だ。ちゃんと起きられて安堵する。寝過ごしたら説教では済まない。
毛布から這い出し、天幕を後にする。満天の星空に携行ライトは必要なさそうだ。遠くで鳴る発電機のエンジン音だけが耳に届く。
トラックから携行缶を持ち出し、発電機の方へ歩く。
――……もし。
「ん?」
呼ばれたような気がする。見渡しても誰もいない。
気のせいかと思い直し、任務を続行する。
――……兵隊さん。
「誰かいるんですか?」
少し強めに声を出す。しかし応えるものはない。
「まさか、ね」
学生時代、周りより一回り体格が良かったこともあって、内気な性格を鍛えようと柔道を始めた。成人して自衛官となり、訓練を通して随分自信がついたと実感していたが、根っこの小心な部分は残っていた。
背筋に冷たいものが伝う感覚を覚える。
「いないいない! 誰もいない!」
大声を出して自分自身を鼓舞する。
――ほぅら、こっち見て。
「ひっ!」
肩を掴まれる感触が山内を襲う。両手にある燃料の入った携行缶が地面に落ち鈍い音を立てた。
恐る恐る首を巡らせてみる。何も映らない。
「脅かすなって……うわぁあ!」
視線を正面に戻したところに、白く透ける人影が立っていた。髪の長い女のように見える。その髪すらも白く透けていた。
一歩二歩と下がる。携行していない突撃銃を手が無意識に探す。
これは人ではない。しかしそこにいる。山内はもう声を出せなくなっていた。息も詰まりそうになってくる。
膠着状態になるかと思われたが、契機は向こうからもたらされた。白い人影がゆっくりと手を差し出し、年若い陸士を捕まえようと動いてきたのだった。
――掴まれたら終わりだ。
そう悟った山内は自身の体がまだ動くことを思い出す。
踵を返し、一目散に駆け出した。後ろは見ない。追って来ようがお構いなしだ。今は逃げるのみ。
宿営の天幕が見えてきた。心臓が破裂しそうなほど苦しい。教官にしごかれていた時でさえこれほどの全力疾走はしたことがない。
とうとうひとつの天幕に飛び込む。
「はっ、はっ、はちょ」
思うように言葉がでない。
「どうした? 山内か?」
叩き起こされた恰好だが、流石に落ち着いた対応を見せる班長。
「で、で、出まし」
「山内、息を整えろ。そして、ゆっくりと話すんだ」
「ゆ、幽霊が出ました!」
「そうか……また出たか……」
■ ■
「すみませんが、一般の方はこれ以上立ち入ることはできませんので、お引き取りください」
駐屯地の正門前で、警衛に立つ隊員が見るからに挙動不審なカップルに声をかけた。
出入りの業者には見えない。隊員の身内にも。普段着の青年と黒いドレスの女だ。興味深げにこちらを見ている。
二人は立ち去らず、男のほうが自信なさそうに切り出してきた。
「あ〜なんかすいません。この時間に、ここへ来るよう言われたんですけど……」
ラミネートされたカードを見せてくる。
そこには防衛大臣の名による招待入場許可証と書かれていた。自衛官になってしばらく経つが、こんなものは見たことも聞いたこともない。偽造したものだろう。
「いや、こういったものを持参されましても、中へ入ることはできませんから」
「やっぱり、そうですよねぇ。担がれたみたいです。まぁ、どう転んでも困るのは俺じゃないし……帰ります。失礼しました」
男はさしたる感慨も表さず、頭を下げたかと思えば回れ右をした。
「何か食べて帰ろうか」
「いいですね、中華料理はどうですか?」
不釣り合いな感は否めないが、仲の良さそうなカップルだ。独身の警衛隊員は羨ましく見送った。髪に隠れながらも僅かに覗いた女性の顔には目を奪われてしまう。
唐突な車の急ブレーキ音に振り向くと、中隊長専用の指揮機動車が止まっていた。慌ただしく降りて来る。しかも自分の所属している中隊の隊長だ。
「貴様! あの二人を止めろ!」
「え?」
「待ってください! 東浦さん!」
中隊長とお付きが追いかけて行く。
「何だぁ?」
訳が解らない警衛隊員はそうつぶやくしかなかった。後に強烈な叱責を食らうことも知らず。
「こちらの不手際、誠に持って申し訳ありません」
応接室にて年若い二人に薄くなりかけた頭を下げる中隊長だった。
お付きの自衛官も同様にしているが、目線だけはお千香を外そうとしない。
「お気になさらず。あのじえたいさんも職務に忠実だっただけですから」
「そう言っていただけると助かります」
舜治の言葉に中隊長も安堵する。連隊長からくれぐれも粗相のないようにと釘を刺されていた。師団どころか方面総監もすっ飛ばし、幕僚長からの指令だというから、万にひとつも許されない。
「基地に入れるなんて、ちょっと楽しみだったんですよ。私も男ですから、憧れてました」
「そうですか。ここの部隊には戦車隊はありませんが、装甲車や自走榴弾砲などがありますから、後ほどご案内しましょう」
「え、いいんですか。うれしいです」
良くはない。だが露見してもお咎めはないだろう。なにせ幕僚長のお墨付きだ。
「それでは本題に入ってもよろしいですか」
実のところ、全国の自衛隊駐屯地や演習場に怪談話は数多あるという。演習中の事故により亡くなった隊員の霊騒ぎ、旧日本兵の祟り、魔の三角地帯と呼ばれる演習場など。
その中でここの駐屯地だ。駐屯地の裏に高台の草原が広がり演習場となっていた。そこに出たのだ。
各地の怪奇現象は訓練を重ねた自衛官に実害が及ぶことはなかった。幽霊を見た程度で隊員は怯まないという。武装した人間のほうが恐ろしいらしい。
しかし今回は隊員に被害が出た。向こうから接触してきて、精神的ダメージを負った。身の危険を明確に感じたことを重視している、と。
「お話しだけでは判断しかねますが……その被害にあったじえたいさんに会うことはできますか?」
「……話しはできない状態です。私も接見しましたが……」
中隊長も言いづらそうに応える。
「構いません。見るだけでわかることもありますから」
その隊員は救護室のベッドにいた。膝を抱えて顔を伏せて座っている。聞けば事件直後は受け答えができていたという。二日後あたりからこの状態に。
「山内一士!」
近づいた中隊長の呼びかけにも反応がなく、身じろぎひとつしない。
「隊長さん、少しいいですか」
舜治が山内の前に立ち、その頭に手を載せる。
目をつぶると山内があの時見た情景が流れ込んできた。そしてその時の山内の抱いた強烈な恐怖も。
「気の毒に……」
擬似的に体感した舜治は悲しげに顔を曇らせ、山内の頭から手を離す。そこには緋色の勾玉が残されていた。
「ふるべ……」
陽射しに満ちる部屋にあって、直視できないほどの緋の光が放出された。それは瞬きするほどの僅かな時間。されど舜治を除く皆が自身の目を庇う。
勾玉を仕舞い、舜治は山内の肩を揺すってみた。
「あ……」
その山内が面を上げる。両の眼から涙を流していた。
「大丈夫? もう怖くないから」
「あ……ああ……」
声を上げて泣き始めた。
その鳴き声で呆然と成り行きを見守るしかなかった中隊長が我を取り戻す。
「今のは一体?」
「お祓いみたいなものです。これから回復していくと思いますが、すぐにでも心療内科に診せてあげてください」
「感謝します!」
またもや頭を下げられる。
一人の部下を救ってもらったことは言葉以上に思いがこもる。上からの命令とは言え、少なからず胡散臭く思ってはいた。その能力を目にするまでは。
「それじゃあ、現場に行きましょうか」
「おお、ありがたいことです。衛生科への申し送りをしますので、暫しお待ちください」
そう舜治に言い、中隊長は救護室の担当者に指示を伝えていた。心療内科の手配と思われる。先ほどの喜び様といい部下思いの隊長のようだ。
「舜治、大丈夫ですか? 顔色が優れませんよ?」
今まで出番なく佇んでいたお千香がそっと近づき、顔を覗き込む。
「ああ、彼の感情が流れてきて、ちょっと当てられただけだ。心配いらないよ」
いつもなら頭を撫でるところだが、流石にこの場では憚られた。
「おお、すげぇ~! 隊長さん、あれは戦車とは違うんですか?」
すっかり元気になった舜治は少年のように目を輝かせる。軽装甲機動車の天蓋から身を乗り出すほどに。
視線の先には大砲付きのキャタピラ車両が数輌並んでいる。
「あれは自走榴弾砲と言います。一般の方には戦車に見えますよね。滑空砲という大砲を備えているものだけが戦車と呼ばれます」
舜治の反応に中隊長もご機嫌で解説する。
兵器などには興味のないお千香はつまらないながらも、愛する男の珍しいはしゃぎ様に目を細めていた。
「そろそろ演習場に入ります。揺れますから、座ってください」
今も演習中なのだろうか、幾つもの天幕が張られていた。ここが山内一等陸士の所属する小隊が演習していた場所という。
連絡がいっていたのだろう、車輌から降りると一人の隊員が出迎えてきた。
「班長の小野二曹です。ここよりは私がご案内いたします。早速行かれますか?」
挨拶を交わした舜治は呼ばれたかのようにとある方向に目をやった。
「わかるのですか?」
小野二曹が驚き何度も瞬きをする。
「はい、あっちのほうですね。ですが、今は出てくる気配がなそうです」
「驚きました。確かに日中の目撃情報はありません。深夜帯がほとんどです」
「東浦さんには隊舎のほうで時間まで休んでもらいましょうか。夕食も用意させますので」
中隊長の提案に舜治が目の色を変える。
「もしかして缶メシですか?」
「いえ、食堂で普通のご飯ですが」
「あの……お願いなんですが……缶メシ食べてみたいです」
「……実は缶詰は最近使われていないんですよ。レーションは通称パックメシのパウチ式になってきています。缶詰は重いですから」
「それでお願いしたいです!」
舜治の必死の懇願により、時間までは設備や装備の見学、夕食は宿営地でレーションと決まった。
お千香が若干引き気味だったのは気にしないことにした。
自走榴弾砲の操縦席に座ったり、多連装ロケットシステムにさわったりとホクホク顔の舜治はレーションの食事にもご満悦だった。
メニューはピラフ、筑前煮、肉団子、ポテトサラダ、フリーズドライの卵スープと豪華なものだ。しかも歴代最高傑作と言われるたくあんの缶詰が出てきた時はお千香も目を丸くした。
同席して同じものを食べていた中隊長が口を開く。
「しかし、東浦さんがこれほど自衛隊に好意的とは思いませんでした。我々には風当たりが強いですから、嬉しい限りです」
「いや、なんかワクワクしますよね」
駐屯地に入れなかった時、放ったらかして帰ろうとしたとは言えない。
「男の子ですな。そうだ小野二曹、喜べ! 東浦さんが山内の症状を治してくださったぞ。まだ少しかかるそうだが、もう心配ない」
そう聞いた小野は舜治の両手を取り、千切れんばかりに振った。危うく筑前煮をこぼしそうになる。それほど嬉しかったのだろう。この班長も部下の面倒見がいいらしい。
夕食が一段落ついた頃、中隊長が周りにいる若い隊員の挙動に気づいた。そう、チラチラと黒衣の女を見ているのだ。囁きあったりもしている。
「小野二曹、貴様のとこに女性隊員はいなかったか?」
「残念ながら、小隊にもいません。何かありましたか?」
「いや、そちらの女性に配慮が足らんかったと思ってな」
「そうでした……申し訳ありません」
改めて見ると、隊員に見るなと言うのが無理なほどの美貌がそこにある。自分も服務中でなければ凝視していただろう。
「ご心配には及びません」
謝る班長にお千香はどこ吹く風で応える。そこへやれやれといった感で舜治が口を挟んだ。
「だから、もっと地味なかっこしろって言ったんだ」
「だって……舜治にはいつも綺麗な姿を見てもらいたいです」
そこにいた若い自衛官全てがこの男への殺意を抱いた瞬間だった。
深夜まではまだまだ時間があるのだが、陽の落ちた宿営地で特にすることもないため、舜治はお千香を連れて山内陸士が襲われた現場に立っていた。
少し離れて小野二曹他数名がいる。自由に振る舞う許可を得ているとはいえ、民間人だけで演習場を歩かせる訳にはいかない。
舜治の目は銀色の光を帯びていた。霊力が高まる時の現象だが、霊視の際にも現れる。
「……ん?」
「何が見えました? 私にはわかりません」
怪訝な顔の舜治にお千香が問う。お千香には発現していない霊体を感知することができない。
「アメリカ兵のいた痕跡がある……」
「アメリカ兵ですか? 合同演習の時ではないですか」
意外なことを知っていたお千香。
「うーん、かなり古いな。班長さん、ここにアメリカ兵ってくることあります? 随分昔ですけど」
急に振り返った舜治に、班長たちはぎょっとする。薄闇で目が光っているのだからそら恐ろしい。
「よ、よくご存知ですね……ここは戦後、GHQが駐留していたと聞いてます。その後を流用して警察予備隊が駐屯地を設置したようです」
「なるほど……それでか……」
「何かわかったんですか?」
目の光が治まったため、班長は落ち着いて話すことができる。
「当時のアメリカ兵が関与している、ってとこまでですね」
「そうなんですか……事情は複雑になりそうですか?」
「どうでしょう……そうはならないと思いますけど」
現役自衛官としては米軍と摩擦がおきるのは困るところだ。
そんなやり取りをしていると、お千香が声を上げる。
「舜治!」
見るとお千香が数名?の幽体に囲まれていた。全て女性のようだ。
攻撃されているようには見えない。大きな身振り手振りで何かを訴えているようだ。時折どこかを指差している。
「お千香、なんて言ってる?」
「わかりません。私では声を拾い上げることができません。あちらに何かあるようなのですが……」
舜治も近寄って、訴えを聞いてみる――
「――そうか……そんなつらい思いを……今、楽にしてあげるから」
舜治と手を繋ぐことでお千香も彼女たちの声を聞く。そのあまりな境遇に言葉なく涙を流した。
「班長さん、あの発電機の下を掘ってください」
舜治は指さし、力を込めて言い切った。
発電機をずらし、重機を使って掘り返した土中から、5名の白骨体が出てきた。作業終盤スコップで手掘りしていた隊員が発見し大声を上げる。
「どういうことですか?」
一時隊舎に戻っていた中隊長が、報告を受けて飛んできた。
「洋パン、でわかりますか?」
中隊長は首是する。戦後の特殊慰安施設協会が用意した米兵専門娼婦のことだ。
「彼女たちは進駐軍の兵隊が連れ込んだ洋パンです。かなり粗末に扱われたようです。人間が人間にやっては許されないレベルで……ほら、指が無い人がいるでしょう。それほど酷いことをされました。もちろんここに埋められたってことは、死んでしまうようなこと……いや、殺されたんですね……ムカムカしてきます」
「まさか……そんなことが。いや、この遺体が揺るがぬ証拠か」
投光機の逆光で舜治からは見えないが、中隊長の顔は苦々しく歪んでいた。戦後直後のこととはいえ、こちらも怒りがこみ上げてくる。
「公にするとかなりの騒ぎとなる……か」
遺体が出た以上警察の管轄となる。マスコミへも発表しなくてはならない。対米には本省がどういう判断をするのか……つい口に出てしまった。
「させませんよ。これ以上彼女たちを晒しものにはさせません!」
微かな独り言だったが舜治は逃さない。
この一見穏やかな青年が怒気を放つとは思わなかった中隊長は息を飲む。それこそ米軍の特殊部隊員と対峙した時でさえ気圧されたことはなかったというのに。
「俺は彼女たちに言いました。楽にしてやる、と」
掘り返した穴の傍に立つ。投光機に照らされた白骨遺体が浮かんでいた。見つめているとどんどん悲しい気持ちと怒りが綯い交ぜになってくる。
穴へ降り、白骨体にそっと触れる。そして手を離したところに金色の鏡を顕せた。
穴を出て、近くにいた隊員に告げる。
「ライトを消してください」
そしてお千香を手招きした。
「これ持って俺の反対側に立って。生玉だから。あと、鏡から出る光に絶対手を出すなよ。お千香には毒だからね。火傷で済まないから」
「はい」
お千香は緋色の勾玉を受け取って、指定された場所に向かう。舜治の指示で投光機は消されていたが夜目には困らない。
お千香が所定に着いたのを認め、周りに聞こえるように言った。
「これより禊祓えを始めます」
舜治の手には漆黒の勾玉が握られている。その手を高く上げた。対面のお千香が打ち合わせもしていないのに倣う。
――ういやつめ。
そんなお千香を見て思う。そして気を引き締め、憐れな彼女たちを雪ぎ送り出す。
その日の夜、駐屯地周辺の住民はそこから立ち昇る不思議な光の柱を目撃したという。後日関係者は説明に腐心しただろう。
二人は少し離れて穴の埋め戻し作業を見守っていた。近くに隊員はいない。中隊長も班長も作業近くに張り付いている。
舜治が浄化の祓えを終えた後には一欠片の骨も残っていなかった。不思議な発光現象、更には白骨遺体まで浄化する霊能力を目の当たりにして誰も近づいてこないのだった。
「これを見せたかったのか……?」
人の裏側や心情、そういったことに舜治は疎い。この依頼を持ってきた真意はその辺りにあるのかも知れない。
「哀しいです……女としてやりきれない気持ちでいっぱいです」
お千香が腕に抱きつく。
「これで安らかになってくれるといいな」
「私のことではありませんが、舜治にはお礼を言いたいです。ありがとうございます」
「……そっか」
「今夜は甘えていいですか?」
「ん? それはいつものことだろ」
「いじわる言わないでください。いつもよりもっと、です」
「ごめん、わかってるよ」
「もう」
「明日の午前中は自主休講だな」
「それはダメですよ」
「いやいや、起きれるわけないだろ」
「ちゃんと起こしてあげます」
「早めに寝かしてくれるんだろうな」
「それもダメです」
本職の方ご覧になって、自衛隊関連で誤っているところがあったら教えてもらいたいです。
一話完結編はここまでです。




