猫の修復
俺の一日は終わっていない。
バカ猫達が眠り、単身豊島の近くに来た俺は、さっそく調べる事にした。
「…………ここか」
瀬戸内海にカミカクシが発生しやすい場所があるな。
「さて」
カミカクシがどれだけ出来るか、用意したスマホを使って……。
「よし」
アプリの一つであるカミカクシバスターを使い、調べてみる。
この地域をスキャンする。
「…………」
まだ50%か。
「……」
76%か。
「出来た」
…………異常ありか。
カミカクシの発生率100%……か。
「また誰か来られると面倒だ」
この地域に出来ないようにしよう。
出来たカミカクシの除去とバリアを張っておいた。
「これで、もう発生しないな」
ただ、効果は五百年程度だが……。
とは言え、ボンボンが生きている間は、ここらでは何も起きないから安心だ。
俺はスマホを片付け、
「一仕事終えた後は……」
一服だ!
「ふう……」
一仕事の後の煙草は美味い!
それにしても、
「あいつらは何をしているんだ‼ これは、あいつらの仕事だろうが! 管轄の連中は何をしているんだ⁉」
あいつらを考えるだけで、煙草がまずくなる。
煙草を吸っていると、
「ん? お前——」