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骨の夢 待ってたよ、アリス
待ってたよ、アリス。
君が来るのをボク等はずっとずっとずっと待ってたんだ。
幾つもの夜を踊り続けた。
君が色を奪ったその日からも、止まることなく踊っていたんだ。
でも誰一人、満足できない。
灰色の火じゃ虚しくて
鳴る音さえも渇き切り
闇は色褪せ、光は消え去り
ただボク等は君を待つため踊り続けた。
さあ、アリス。ボク等の炎に色を灯して。
さあ、アリス。闇を濃くして。
さあ、アリス。歌い踊り続けよう。
君に返った記憶をもう一度消すために。
ずっとずっと踊ろうよ。
女王様もそれをお望み。
色も戻って君の記憶が消えるのが一番に望ましい。
だからアリス。忘れるまでボク等と踊ろう。
大丈夫、歌えば気分は晴れやかさ。
大丈夫、踊れば胸は弾んで体は軽い。
時間なんか忘れて歌い踊ろう。
大丈夫、骨になっても踊り続けられるよ。
心配なんて何も要らない。
