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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
IN MEDIAS RES with FLASHFORWARD
3/5

000-03

 雷球が渦電ミキサーと化して魔人モドキを脳天から襲おうが、死にはしないに決

まっている‥‥そう肌で感じているからこその推断ながら、倒すに(とど)めずマジガチ

(たお)す気でバトらなければ、この魔人モドキは強襲をやめてくれそうにないとの直

感が、魁のいつもの迷いを払拭させていた──。


「ぎャは~~~ッ!!」


 その絶叫を最後に、魔人モドキの頭が消し飛んだ──が、それは断末魔の叫びと

までは、やはりなってくれない。

 パワーと勢いを残したまま雷球は 魔人モドキの後方へと弾け飛んでいってしま

ったため、魔人モドキは首のない状態で立ったまま。

 それでも絶命していないことは、また両腕で、奇妙な動きを開始した事実から(りょう)

(ぜん)ときている。


 そのエググロい光景に、嫌な記憶が呼び起こされ、最悪の予感までも脳裏によぎ

る魁だった。


 この魔人モドキもIAO、決して斃すことができない不死属性(・・・・)の存在という可能

性‥‥。


 けれども、前にバトった相手と違い、明王斬りでも身躯(しんく)を削ることができそう。

 しばらくすれば、頭部だろうと元どおりに再生してしまうのかもしれない。けれ

ども、要は再生しきる前に削りきれれば、再生よりも時間のかかる復活へと、不死

のティア(階位)がシフトしてくれるはず。


 そう考え、〈あれは()モドキ(・・・)が付こうが人じゃない、前に斬り約めた海や斬り

崩した天政堂も同じっ──〉とも思いなして、魁は明王斬りを振り立てる、何度も

何度も──。


 魁の想念に応えて明王斬りの斬撃も、変わらず不可視ながら性質を変える。メガ

トンパンチ級の拳打から切れ味バツグンの冴刃へと。

 よって、魔人モドキの残る体はブツ切り、さらには微塵(みじん)切り状態となっていく。

 それでも魁は明王斬りを振るのをやめない──もう細胞一つ一つを斬り裂いてし

まうイメージで、斬撃を一心不乱も遮二無二に浴びせ続ける。

 

 そんなことが可能なのも、明王斬りのチカラを借りた魁が、我にもなくまた時間

の流れを超越しているからこそ。

 しかし時が停止までしていない事実は、ミンチどころか、ほぼ霧状のシルエット

に等しい魔人モドキの姿が、とうとう完全に散り崩れきったことで判断がつく。


 魁は最後の一振りとして、地面に残るこんもりとした砂山みたいな魔人モドキの

残骸を吹き払った。

 

 これでおそらく、しばらくは安泰。何事だろうと迅速果敢なdooが、助けてく

れる余地も充分あり得る。

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