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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
クロスローズ ー 断決点 ー
18/30

001-11

「魁も、毎度のグズグズ文句の言い(はな)しを始めるつもり?」


「フンッ‥‥」


「クダを巻くって言うオトナでも()ずい行為よそれって~、しかも今回はワタシ批

判、ワタシが一体どうダメなわけ?」


「‥‥だから、守ったり助けてくれるなら、ボクにオトナの知識を小出(こだ)しにするん

じゃなく、doodが実際にやって見せてよっ」


「実際にって、ガチで言っちゃっているのマジに?」


「そっ。ボクの前にリアルに出て来て全身で防御を手伝ってよ。そしたらdooの

コマンド選択で、攻撃できずに、逃げ廻らなくちゃならないボクの気持もわかるよ

絶対っ」


「‥‥イジワルねっ、魁もかなりの。できるなら、やっているに決まっているでし

ょ。そんなムリ言わないでよ、悲しくなっちゃうじゃないマジガチでぇ‥‥」


「ほらぁ、やっぱり口だけでズルいんだよdooは。それはやってみるまでわから

ないことで、失敗したってとり返しがつかないことじゃないのに――」


 ここで魁はまた目を丸くする。

 ふと、dooに言い聞かされていた言葉の一つを思いだしたためだった。


「またまた何よぉ? 自己洞察の連発による認知発達のジャンプなら嬉しいのに、

感情主導の未熟なメタ認知からの自己正当化は、ウザいだけなんだけど~」


「世界を変えるのは大変だけど、変えるにはまず自分を変えなくちゃダメとか、そ

れが一番手っとり早いとか言ってたよね?」


「そんなことを思い出しただけぇ? そうね~、言ったかも」


「なら、そんな画面の中や声だけじゃなくガンバってここに来てみてよ、そしたら

ボクの気持を変えるのも早いよきっと」


「‥‥モォ~知らないっ。そんなサイテ~なイジワルまで言いだした魁とは、これ

から今日一日、ずっ~と関わらないんだから絶対」


「出たよ口先だけ絶交。なんか久しぶりだけど」


「ちゃんと反省して、もうしませんって謝らなくちゃ、明日からだってわからない

わよ」


「フン。今日と言う今日はノってあげないよボクだって。マジガチに(あやま)って反省す

るのはdooの方だっ」


「アラそぉ。じゃぁいいのね、このままワタシが消えちゃっても? ゲームの続き

をする相手が欲しくなって呼んでも、完全スルーなんだから」


「いいっ‥‥好きにしてよ。dooの言うとおりに自分を変えたって世界は変わん

ない」


「アラそぉ?」


「嫌なことは全然消えないで、変えてないトコを攻撃され続けてキリがない、自分

を変える意味なんかないよ、変えるだけボクがボクじゃなくなるだけだっ」


「チョット待ってよ。ワタシがしたのは〈ガンバっても世界が変わらないのは、ガ

ンバり方がその世界に通用していないから〉と言う話だったわっ」


「どうでもいいよ、そんなのはっ」


 やけっぱちな反応の魁に、dooはこれ見よがしに溜め息を吐くだけでなく、や

りすぎムーヴ気味のお手上げポーズも加えて応酬。


「変えなくちゃダメなのは、あくまでも魁のやり方。まず一番に、〈どうやれば効

果的なのかをよく考える、それなら手っとり早くとりかかれるぅ〉でしょ?」


「そんなこまかいこと言っても、どうせ同じだよっ」


「どうして? 同じじゃないわ」


「よく考えてどうガンバったってボクはボク、ボクがボクなのは変えられない、や

るのがボクじゃ、変わってなんかくれないんだっ」

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