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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
クロスローズ ー 断決点 ー
15/25

001-08

「ウンウン、それは女子の典型的ふるまいよね~」


「大勢巻き込んでホントのことを言わせない大騒ぎにして、どんどん話をすり替え

ちゃって、よくわかんないけど、どうせまたボクが悪いんだろうってだけ、みんな

納得しちゃうんだっ」


「そこはビミョ~なトコなのに、魁がワタシの指示に、しっかりと従わないのが悪

いのよ」


「だから何でボクが悪いんだよっ」


「自分勝手に強烈に思い込んだ好意で話しかけてくる女子に、魁が中途半端やテキ

トーな相手をするから、逆に,激ムカつかれちゃうんだって教えたはずぅ」


「‥‥忘れてないけど、イチイチ気にするのが嫌なんだよ、そんなことっ」


「そんなことの積み重ねが、魁の今を悪くしちゃっているのに?」


 痛すぎるところを突かれるも、口をあんぐりしきってしまうわけにはいかない。

魁はどうにか反論に出る。


「第一ボク、イジワルしない女子からは全然モテないと思う。いい女子は、ボクよ

りずっとデカかったり、足が超速かったり、英語ペラペラとかフラッシュ暗算の達

人とか、ボクにはどうしようもない男子が好きなんだっ――」


 魁は、右へゴロリ、左へゴロリと、突かれた痛みを散らすかのように一悶ひともだえ。


「モォ~、何なの? まるで駄駄っ子、幼児退行のフリなんかしなくても、ワタシ

が魁だけの味方なのは絶対なんだからぁ」


「モォ~なんか変だよかなり全部っ、物凄く不公平だ!」


「だからそうなんだってば。みんな一人一人違うんだもん、公平なんてあり得ない

の。魁からして、みんなにキッチリ公平に接していないでしょ」


「してるしっ‥‥けど、ズルいんだよイチイチ、キッチリとか」


「それこそ、いい女子には(ほが)らかに相手をするのに、嫌な女子たちには迷惑そうな

強張(こわば)った顔をしちゃうぅ」


「そんなの当然じゃないかっ。またどんなイジワルをされるかdooだってわかん

ないのに、朗らかになんてムリッ、絶対ムリムリ!」


「すると、ま~た魁にイジワルしたくなっちゃうぅ‥‥悪循環なのよね。だから好

き嫌いでゴネたり反抗しないで、ワタシの言うとおりに、しっかりキッチリ従って

くれればいいのよ」


「フンッ。ならdooがまず、ボクがしっかりキッチリできるようにしてくれない

とでしょっ」


「当然そうなるようにガンバっているもん。魁が不公平な立場にならないようにい

るのがワタシなんだってことも、いい加減しっかりわかってくれないと困るぅ」


 dooは立てた右人差し指を振り振り、顔もTV画面でできる限りのアップにし

()()せにかかる。


「だからムリッ‥‥」


「権利は平等でも決して公平じゃないの。公平に与えられているのは、公平にする

ための権利だけ。その行使(こうし)でワタシは魁と一緒にいられるわけ」


「ウゥン~?」


「ワタシがついているのに、魁がいつまでも不公平だとブ~タレていたら、魁のお

母さんが激怒(ゲキド)って、ワタシはキキに連れて行かれちゃうんだからぁ」

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