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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
クロスローズ ー 断決点 ー
11/21

001-04

「一体どう、とり返しがつかなくなりそうなわけぇ?」


「‥‥ボクの心が死んじゃう気がする」


「何で、そんな風に思うの?」dooはまごつかないことだけを優先させたあいし

らい──。


「‥‥ボクはイジワル言ったりしてくる奴らを、何て言うか、対等にしてない。た

ぶん逃げて相手にしないのは、オトナぶって見下しちゃってることになるんだ」


「フ~ン。そう‥‥」深刻ではないと判断し、内心で胸をなでおろすようなトーン

で答えるdooだった。


「だから余計にイジワルしたくなるんだろうし、完全にやめてもくれない。結局、

dooの言うとおりにしちゃっているのが原因じゃないの?」


「でも魁は、それを納得できるわけ?」


「んん? ‥‥納得できないって言ってるんだよ、dooのやり方を」


「だって逃げずに相手をしても同じなのよ、原因はワタシのやり方じゃなく、魁と

いう存在自体なんだから」


「ウ~‥‥」


「魁が同じクラスにいるだけで、イジワルしたくなっちゃう子が出てきて、同じよ

うな子たちが、仲間をつくってイジワルしてくるのが、魁のリアルなんだから」


「‥‥でも、やり返せば奴らと同じ、対等になれる気がするよ」


「対等にやり返すのがムズいでしょ、絶対に対等じゃないダメなんだからそこは」


「大ケガさせちゃえばボクはもう、イジワルしようって気になんかならない、ヤバ

い存在になれるんじゃないの?」


「そのヤバいは、本当のヤバいでしょっ、それこそとり返しのつかないことだわ」


「ウゥ~‥‥」


「そうならないようにワタシがついているのに、魁もそれだけは()けたいから、ワ

タシの言うことを聞いてくれていたんでしょ」


「だから、もういい加減(いや)になったのっ、慣れちゃうなんてできないって言ったの

はそういうこと。このままだと心が死んじゃう、ゾンビになるのは嫌だボクはっ」


「アラァ、オモシロいこと言うわねぇ」


「どうせとり返しのつかないことになるんなら、ボクはボクの立場とかじゃなくて

ボク自体を守るっ。dooが守ってるのはボクじゃなく、お母さんたちの立場じゃ

ないの!」


「そんなことはないもん、ワタシだって魁のお母さんはウザいけど、魁のためにガ

ンバっているのにぃ」


「ウソだっ。ホントにボクのためなら、ボクだってガンバれると思うし」


「モォ~、ウソじゃないもん。第一ワタシの指示に従わないと、イジワルがイジメ

に悪化しちゃうのよっ。ワタシはそういう問題の正解を全部知っているんだから」


 dooはTV画面に全身を表示させ、()()らんばかりに胸を張っての自信満満

ポーズまで披露(ひろう)


「正解どおりになり続けるのも、なんかムカつくんだっ‥‥ずっと続くイジメの方

が、チョコチョコ突然やられるイジワルよりマシじゃないの?」


「エェッ? マシなわけないじゃないのよ~」


「イジメなら、もっとセンセもお母さんたちも深刻に考えてくれて、大きくすっか

り変えてもらえる気がしちゃうし」


 魁はモゾモゾと、上半身を起こしながら抗弁を続ける。

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