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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第九十八話

移民の第2陣が到着した。


今回は、冒険者組合の職員や採掘ギルドから派遣されてきた人々も混ざっている。


それに伴い、冒険者と採掘者も何人かハーリー星系より移ってきたようだ。


ハーリー星系では、宇宙海賊がまだまだ暴れまわっているようでこちらの方が安全に仕事ができるとの判断だろう。


それと、意外な人物とも再開した。


「ドリトルさん。お久しぶりです」


「久しぶりねぇん」


「どうしてまた?」


「ビビット金融のこの星系の責任者になったのよん」


「昇進ですか?」


「見方によっては左遷ねぇん。貴方次第ってところかしらん」


「頑張ります」


「期待してるわよん」


そう言ってドリトルさんは手をひらひらさせながら去って行った。


「ごっほん。ご挨拶してもよろしいかしら?」


そう言って話しかけてきたのはまだ10代と思われる少女だ。


「君は・・・?」


「ダンブルグ伯爵家のマーチェよ」


「伯爵令嬢が何の御用でしょうか?」


「貴方のお母様。アルシェント様から貴方の補佐をするように言われてきたのだけど・・・」


「母さんが?仕事を手伝ってくれるなら大歓迎だよ」


「はぁ・・・。本当に何も知らないお坊ちゃまなのね。普通はここは警戒するべきところよ」


「警戒?なんで・・・?」


「実権を握れば色々できるわ。酷い例を出すなら、実権を少しずつ奪って貴方をこの星系から追い出したりだってできるのよ」


「それを言ってくれた君ならそんなことしないよね?」


マーチェは顔を真っ赤にしている。


「なっなっ・・・。よくもそんな恥ずかしいことを真顔で言えるわね」


伯爵家の令嬢と聞いてどんな子か心配だったが普通の女の子のようだ。


「とにかく。仕事についての話をしようか」


「そうね・・・。場所を変えましょう」


ステーション内の執務室へ移動する。


「まずは現状の把握からかしらね。あるだけのデータを頂けるかしら?」


「全部?かなりの量があるけど・・・」


「全部よ。目を通さないと何も始められないじゃない」


俊は端末を操作してマーチェにデータを送る。


マーチェは送られてきたデータを凄い速さで読みこんでいく。


「ふぅ・・・。大体は把握できたけど、1つ疑問があるわ」


「何かな?」


「研究開発用の資源・・・。桁が間違ってない?」


「間違ってないよ」


「ばっかじゃないの?これだけの資源があったら他にするべきことがいくらでもあるでしょうが!」


「そこには同意するけどね・・・。僕にあの人達を止めるのは無理かなぁ」


俊は技術者達の顔を思い出し苦笑いした。

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