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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第八十五話

父親であるカールが俊の元を訪ねてきた。


「やぁ。元気かい?」


「元気にやってますよ。直接、来るなんて何かあったんですか?」


「今回は母さんの代理できたんだ。ちょっとやってほしいことがあってね」


「やってほしいこと?」


「まぁ。私もやったんだけどね。移住可能惑星の開発だよ」


「移住可能惑星の開発なんてできるの?」


「その為の設備も持ってきたから、安心しなさい」


カールはかなりの戦力を連れてきていた。


そして、謎の大型の艦も確認できる。


「でも、どこを開発したらいいのか・・・」


「隣の星域でいいんじゃないかな。宇宙生物はいるが人の領域というわけじゃないからね」


「なるほど・・・。確かにそれなら出来そうですけど」


設備もあり、ある程度の戦力もある。


「う~ん。他の皆と相談しても?」


「構わないよ」


明石から離れているメンバーもいる為、俊は通信を繋いだ。


多少のラグはあるが気にならないレベルだ。


「・・・というわけなんだけどどう思う?」


「私達にできるんでしょうか?」


ハルカが代表してそう質問してくる。


「可能だと思うわよ」


そう言ったのエルフィンドだ。


「その根拠は?」


「データを見たけど、今回、投入予定の惑星開発装置は皇家の奴なのよね?」


「そうみたいだね」


「時間はかかるかもしれないけど過去に人の住めない惑星を住める星に造り変えた実績もあったはずよ」


そう言ってデータを送ってくる。


データを確認すると実に様々な惑星を開発してきていることが確認できた。


「どの星を開発するにしても急いだほうがいいわ」


確かに惑星開発をするなら早い方がいいだろう。


開発する惑星の環境にもよるが長期間拘束されるのは間違いない。


ならば早めに手をつけた方がいいだろう。


「引き受ける方向でいいかな?」


「異議なしです」


「なんだかワクワクしてきますね」


全員の了承を得て俊はカールの元に向かった。


「どうだったかな?」


「引き受けようかと思います」


「まぁ、断れない要請ではあったんだけどね」


そう言ってカールは手紙を渡してきた。


手紙を見れば母さんの字だった。


読んでみれば『こっちの都合で振り回すけど頑張ってね』とのことだ。


だが、最後にはこう書いてあった。


『父さんは経験者だからこき使ってあげなさい』


俊はカールに確認する。


「父さんって暇なの?」


「まさか。大忙しだけど息子の一大事だからね」


とてもいい笑顔をしている。


これは趣味に走る時の父さんの顔だ。


理由を作って仕事から逃げてきたな。


良くも悪くも趣味に生きる父らしい。

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