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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第八十四話

俊達はデブリ地帯に戻ってくると工作機を大幅に増やした。


所有する艦を改装しつつエルフィンドの欲しがっていった突撃艦を優先的に作る。


そんな中、星系軍から不正アクセスをした犯人が捕まったと連絡が入った。


相手はこの辺りでは有名なハッカーだったようだ。


本来であれば星系軍はここまで仕事は早くない。


この星系を領有しているカールの親族であり、狙われたのは皇家所有艦だ。


星系軍としては面子を保つために全力で犯人を検挙した形なのだろう。


エルフィンドがポツリと言う。


「星系軍がここまで仕事をするなんて悪いことの起きる前兆かしらね」


それにハルカも追従した。


「そうですねぇ・・・」


俊は思わず言ってしまった。


「酷い言われようだね」


「他の星系はどうかしらないけどここの星系軍は働かないことで有名でしたから」


でも、星系軍が仕事をしているというのはそれはそれで物騒ではある。


星系軍のお仕事とは星系を守るということだ。


その業務は多岐に渡る。


宇宙海賊の取り締まりに襲来した宇宙生物の駆除。


それ以外にも禁止物を持っていないかの臨検など挙げればきりがない。


広い星系を星系軍だけで補うのは不可能だ。


なのでそこに冒険者が関わってくるのである。


星系は星系軍と冒険者によって平和が保たれているのだ。






端末に送られてきた冒険者組合のデータを見る。


「さて・・・。少し離れていただけなのに宇宙海賊が増えたね」


「今はこの星系は新しいステーションを造ったりしてて人と物が増えてるからね」


人が集まり物資が増えればそれだけ宇宙海賊の獲物が増えることになる。


アカネ、シオン、フィーネは海賊狩りの為にそれぞれ戦力を引き連れ、明石を離れていた。


明石の近くでは採掘ギルド所属と思われる採掘艦が採掘作業をしていたりする。


一定の戦力が整っており、他の採掘場所より安全な為、最近ではこういうことも増えてきた。


利用されているのはわかっているが文句を言うわけにもいかない。


それに思わぬ情報提供なんかもあったりする。


アカネ、シオン、フィーネが向かった先も冒険者組合の情報と提供された情報を元にしている。


今のところ、宇宙海賊の規模は小さく鹵獲しても収入としては大きくない。


宇宙海賊の規模が大きくなればそれなりの戦力を投入しなければならなくなる為、規模の小さいうちに討伐してしまった方がいいという判断だ。


俊としても戦力の整った宇宙海賊の恐ろしさというのは忘れていない。


安全には最大限配慮しているが、それでも危険はあるのだ。


今は、少しでも戦力を整えることが一番だろう。

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