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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第八十三話

俊は勇気を出して楓に話しかける。


「改めて、僕と付き合ってくれないかな?」


「うん。いいわよ」


楓はあっさりと受け入れてくれた。


「なんか、あっさりしてない?」


「そうねぇ・・・。でも、宇宙に出ることを決めた時にはもう覚悟を決めていたからね」


「そうなの?でも、前回は断られたけど・・・」


「それはね。他の子に悪いと思ったから」


「他の子?」


「ハルカちゃんもそうだけど、他の子達も俊のことが好きなのは気付いている?」


考えてみればハルカもそうだが、他の子達も好意的な気がする。


嫌われていないと思うが今一確信が持てない。


「なんとなくは・・・」


「今はそれでもいいわ。でも、放置とかはやめてあげてね」


「放置って・・・」


「俊を巡って内輪もめなんてのもあるかもね」


「いやいや、流石にないでしょ?」


「そうでもないわよ。女の嫉妬は怖いわよ?」


「心に留めて置くよ」






俊と楓はしばらく洞窟で光を見ていた。


俊としては関係をもっと進展させたい気持ちもあるが、受け入れてもらえたというところで満足しておくべきだろう。


「マスター。緊急連絡です」


明石のAIから端末に連絡が入る。


「どうしたの?」


「軌道上に周回させている艦への不正アクセスを検知しました」


「被害は?」


「被害はありません。セキュリティーを破れずに犯人は逃げました。星系軍に情報を提供しますか?」


「お願い」


「了解しました」


「楓、悪いけど戻ろう」


「えぇ」


俊は端末で従業員全員にメッセージを送っておく。


城に戻ると従業員全員が揃っていた。


「皆ごめんね」


ハルカが代表して答える。


「いえ、いつでも出発できます」


「よし。それじゃ。戻ろうか」


最後はバタバタになってしまったが、いい休暇になったのは間違いない。


使用人達にお礼を言ってから明石に戻る。


「全員いるね?」


「はい。全員の乗り込みました」


明石は大気圏を突破する為に速度をグングン上げていく。


あっという間に宇宙に戻ってきた。


従業員達は連絡艇に乗り込みそれぞれ自分の担当艦に戻っていく。


しばらくして、自動記録された各艦のデータが送られてくる。


今回、狙われたのは大型輸送艦の1艦だった。


犯人は小型の艦でやってきて電子的に色々やっていたようだ。


俊達の造る艦は銀河帝国艦隊のセキュリティーを搭載している。


民間のセキュリティーなら強奪されていてもおかしくなかった。


銀河帝国艦隊のセキュリティーは強固だが完全というわけでもない。


今後はセキュリティー系の開発もした方がいいだろう。


俊達は方針を確認して定位置となっているデブリ地帯に進路を取った。

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