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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第七十四話

辿り着いた、領主館は館というよりも城のような佇まいだった。


「ここが領主館・・・?」


「はい。ここが領主館でございます」


俊達はとりあえず中に入ってみる。


すると床にはレッドカーペットが敷かれ豪華なシャンデリアにステンドグラスが出迎えてくれた。


「うわぁ・・・。お金かかってそう」


「そうですね。少し、後悔してきました」


ここに居るのはこういう環境とは程遠い環境にいた者ばかりだ。


金のかかっていそうなこの空間に尻込みする。


「ただいまお部屋の準備をしておりますので、お茶でもいかがですか?」


使用人達は嫌な顔も見せずそう言ってくる。


「あっ。はい・・・」


使用人の言葉に従い、食堂へ移動する。


だが、これがまた失敗だった。


高そうな絵画が飾られ椅子も机も高級品だった。


そして、留めにとても高そうなアンティークの茶器がでてきた。


俊は緊張のあまり味がしない。


周囲を見ればそれはかわらないようだ。


唯一落ち着いていたのはエルフィンドだった。


「貴方達・・・。それだと身が持たないわよ?」


「そうは言われても・・・」


「エルは慣れてるんだね」


「こうして、お茶を飲むのは久しぶりね」


「エルっていい所のお嬢様だったりする?」


「エルフは長寿だからねぇ・・・。私の家もそこそこのお家柄って奴よ」


どうやら良家のお嬢様であることは間違いないらしい。


「なんで冒険者なんてやってるの?」


「退屈だったからね・・・。悪党を懲らしめる正義の味方って憧れるじゃない」


正義の味方か・・・。


冒険者としても活動しているがそんなことは考えたことがなかった。


そこに使用人がやってくる。


「ご部屋のご準備ができました。ご案内いたします」


それぞれ、使用人に連れられ移動する。


俊に用意された部屋は巨大な部屋だった。


地球の家が入ってしまいそうなサイズだ。


「本当にこの部屋?」


「はい。間違いありません」


正直、落ち着かないが部屋を変えてくれというのは無理そうだった。


とりあえず中に入る。


「御用があればそちらのベルを鳴らしてください。すぐに担当の者がやってきます」


「色々ありがとう」


「失礼いたします」


使用人はそう言って部屋を出ていった。


父親であるカールが貴族であることは知っていたがほとんど使わない施設がこの規模である。


本星ならどうなってしまうのか・・・。


それに母親であるアルシェントは皇族だ。


どんな場所で生活しているのか想像すらできない。


現実逃避をしつつとりあえずベッドに横になってみる。


体がほどよく沈みこれまた高級品であると理解させられたのだった。

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― 新着の感想 ―
いやー面白いです。書籍化まで行くと良いですね。まあそしたら執筆デスマーチが始まるかも試練けど
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