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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第七十三話

惑星ハーリーに近づくと通信が入った。


「こちらハーリー星の代官を務めているマグナスです」


「何かありましたか?」


「俊・マーキュリー様ですね。ハーリー星に滞在とのことですが、よろしければ領主館のある島を使っていただきたいのです」


「理由をお聞きしても?」


「仮にも領主であるカール様のご子息をそこらの観光客として扱うのは心苦しいのです」


「少し待ってくださいね」


「はい」


通信を一度ミュートして皆に確認する。


「どうしよう?」


「あちらの立場も考えれば承諾するべきでは?」


「俊って領主の子供だったの?」


エルフィンドは知らなかったようで驚いている。


そう言えば、ちゃんと説明したことはなかったような気がする。


「俊さんのお母様はもっとすごいですよ」


「えっ・・・?」


「皇族のアルシェント様です・・・」


「アルシェント様って今、一番有名な皇族じゃない・・・」


「そうなの?」


「もっとニュースとか見なさいよね。アルシェント様を見ない日はないってぐらい取り上げられているわよ」


「まぁ。その話は今は置いといて、承諾ってことでいいかな?」


「異議なし」


全員の承諾を得てミュートを解除する。


「ご厚意に甘えさせていただきます」


「ありがとうございます。領主館に勤める者も喜びます」


「喜ばれるんですか・・・?」


仕事を与えられて喜ぶというのは少し不思議な感じだ。


「ええ・・・。何せ何年も前に一度お越しいただいただけですので。我々はカール様に仕えることを喜びとしています。ご子息である貴方様、相手でも同じ気持ちです」


これだけ忠義に溢れる人達に失望されないように行動には注意が必要そうだ。


「では、指定したルートで降下してください」


データがすぐに送られてきて明石は指定されたルートでハーリー星に降下する。


問題なく降下は完了し、目の前には大きな島が見えていた。


誘導に従い明石は接舷する。


明石から降りると、目の前には頭を下げる使用人と思われる人々がいた。


「ようこそ。ハーリー星へ。お待ちいたしておりました」


「お世話になります」


「まずは領主館へご案内いたします」


そう言って、使用人達は車のような乗り物に案内してくれる。


車のようなと言った理由はタイヤがなかったからだ。


俊達が乗ったのを確認して使用人が操作する。


すると空に浮かびあがり移動を開始した。


「エアカー?」


「俊様はお乗りになるのははじめてですか?」


「はい・・・。こんな乗り物があったなんて」


「惑星ではポピュラーな乗り物なんですよ」


使用人は丁寧にそう説明してくれた。

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