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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第六十三話

俊はノックしてから楓とハルカの泊っている部屋に入る。


楓とハルカはまだ寝ていた。


「楓、ハルカ。朝だよ?」


「うぅ~ん。頭いたい・・・」


「もう少し寝かせてください・・・」


「はぁ・・・。完全に2日酔いだね。薬はここに置いておくからちゃんと飲んでね」


今日は幸い予定はない。


あの様子では出かけるのも難しいだろう。


俊は1人でレストランに行き簡単に食事を済ませる。


思えば宇宙に出てから、病気になったことはないが、医療設備を整えるのも大事かもしれない。


端末で明石に連絡をとる。


フィーネがすぐに出た。


「何かありました?」


「ちょっと造ってほしい艦があってね」


「新しい艦ですか?」


「人数も増えてきたし病院船を造ろうと思うんだけどどうかな?」


「あぁ。確かにこの大所帯ですからね。必要だと思います」


「悪いけど設計とかは任せちゃっていいかな?」


「はい。やっておきますね」


フィーネに指示を出し終えて、買い物にいくことにした。


ゼリー状の栄養補給食品とヨーグルトを買う。


飲み物もいくつか買って、ホテルに戻った。


楓とハルカの部屋に入る。


ハルカは椅子に座っているが顔色が悪い。


楓に関してはベッドから落ちたのか床に転がっていた。


「楓、大丈夫?」


「うぅん・・・。気持ちわるぃ」


「ほら、食べられそうな物買ってきたから」


「俊さん・・・。ありがとうございます」


買ってきた食べ物と飲み物をハルカに渡し、楓の救助を試みる。


「ごめんね・・・。迷惑かけて」


「それはいいから・・・。でも、2人共、お酒は禁止ね」


「はい・・・。まさか、自分がこんなにお酒に弱いとは思いませんでした」


獣人は基本的にお酒に強いらしい。


だから、自分も大丈夫だと思っていたとのこと。


まぁ、完璧に仕事をこなす子だとは思っていたけれど弱点があるというのは可愛いと思う。


恥ずかしいから口には出さないが・・・。


楓を何とか椅子に座らせ、飲み物を渡す。


どうやら、食事は出来そうにない。


寝汗をかいて喉が渇いていたのか、楓はごくごくと飲み物を飲む。


ハルカはのろのろしたペースでヨーグルトを食べている。


この様子なら大丈夫だろう。


いつまでもいると悪いので俊は自分の部屋に戻った。


端末にアズマから通信が入る。


「嬢ちゃん2人は大丈夫か?」


「今のところは大丈夫そうです。ご心配かけてすみません」


「いや、俺も不注意だったよ。酒は慣れてないと怖いからな」


前に打ち上げで酒をはじめて飲んだ新人が急性アルコール中毒になって大騒ぎになったそうだ。


改めて、酒は怖いと思った。

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