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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第六十二話

「今戻りました」


「おう。それで、どうなった?」


「父さんが免除するように指示を出すそうです」


「あ~。羨ましい限りだな。今年はうち駆逐艦増やしたからぎりぎりなんだよ」


アズマには結構な数の駆逐艦を売った覚えがある。


「お金が足りないなら貸しましょうか?」


「いや、知り合いからは金を借りないようにしてるんだ。過去に借りまくった挙句、とんずらした奴がいるからな・・・。ああはなりたくない」


「困ったことがあればいつでも言ってください」


「頼りにしてるよ」


「ところで・・・。なんか2人が静かなような・・・」


俊が確認するように楓とハルカを見る。


何やら顔が赤い。


「もしかして・・・」


嫌な予感がして楓とハルカの飲み物をチェックする。


アルコールの匂いがぷ~んとしてくる。


「ちょっと。2人共、大丈夫?」


「大丈夫れふぅ。私は酔ってなんかいましぇん」


「そぅそぅ。これぐふぁい」


完全に楓とハルカは酔っぱらっていた。


「あ~・・・。結構いい勢いで飲んでたからな」


「見てたなら、止めてくださいよ」


「いや、てっきりいける口だと思ってたわ」


俊は水を注文して楓とハルカに飲ませる。


当然であるが宇宙では水は貴重だ。


水であってもお金は取られる。


「はぁ・・・。2人共、歩ける?」


「うぅ~ん。ぐるぐるすりゅ~」


「へへへ。俊しゃんがいっぱーい」


どうやらダメそうだ。


俊は会計を済まし、コミューターを呼ぶ。


楓とハルカを何とかコミューターに乗せて予約していたホテルに向かう。


ホテルにつき、チェックインを済ませ楓とハルカを部屋まで運んだ。


色々当たっているが、煩悩退散煩悩退散と唱え、耐えきった。


何とかベッドに寝かせ、自分の部屋に避難する。


俊の意気地なしとか聞こえた気がするがきっと気のせいだろう。






俊はサービスで置かれていたコーヒーを飲みつつニュースを見ていた。


映像には母であるアルシェントが映っていた。


見出しにはアルシェント姫、大活躍などとテロップがでかでかとあったりする。


街頭インタビューでは母さんを大絶賛している人が沢山いた。


身内がこんな扱いを受けていると何だか恥ずかしい。


次期、皇帝候補として母さんの名前も上がっている。


地球で専業主婦をしていたが、今思えば、母さんは何でもできた。


DIYなんかもやっていて、学校から帰ったら驚かされたりしたっけ・・・。


インタビューではお子様はどちらに?とか聞かれているけれど母さんが答えることはなかった。


自分の家庭環境は中々に複雑だ。


今、自由にやらせてもらっているのは母さんと父さんの優しさなのだろう。

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