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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第六十一話

「ここで会ったのも何かの縁だ。飯でも食べに行かないか?」


「いいですね。連れがいるので連絡だけ入れてもいいんですか?」


「あぁ。別にいいぜ」


俊はアズマに断り、楓とハルカに連絡する。


買い物は終わっていたらしく、すぐに行くと返ってきた。


向かった先はいつもの居酒屋である。


適当に注文を済ませ、先に出てきた飲み物をちびちびと飲む。


「そういや、最近はどうなんだ?」


「どうって・・・?」


「従業員のスキンシップに困ってただろ」


「あぁ・・・。何故か、そういったスキンシップはなくなりました」


「ふぅん。まぁ、それならいいじゃないか」


そう言ってアズマはビールをごくごくと飲む。


店員さんが注文した料理を届けてくれる。


小皿に取り分け、料理を口に運ぶ。


店の雰囲気がそう思わせるのかどこか懐かしい味だ。


店の扉がガラガラと開き、楓とハルカが入ってくる。


俊は手をあげて、2人を呼ぶ。


「お待たせ。こんなお店あったんだね」


そう言って2人は俊の両隣に座った。


「お前らなぁ・・・」


『何か?』


楓とハルカがそう言うとアズマは押し黙った。


「そういや、お前らは税金はもう払ったのか?」


「税金?」


「あぁ・・・。出身を考えればそうなるか」


「払わないと、まずいんですよね?」


「そうだが、ここの領主はカールさんだからな。一度、確認をとってみたらどうだ?」


「少し、席を外しますね」


俊はそう言って、店の外に出る。


登録しておいた父親の端末にコールする。


「何かあったか?」


「税金ってどうしたらいいの?」


「いきなりだな・・・。まぁ、普通は人頭税をはじめ、持っている艦なんかの種類や数でかわるが・・・。ハーリー星系の領主は私だ。免除するように通達を出しておく」


「いいの?」


「家族から金をとってもしょうがないからな」


「ありがとう」


「ついでだから言っておくが、持っている艦は皇家所有艦に書き換えておけよ」


「皇家所有艦に?」


「お前の立場は継承権は低いとはいえ皇族だからな」


「勝手に書き換えちゃっていいの?」


「いや。母さんが暴れまわっててな。その戦利品のようなものだ」


「母さんらしいといえばらしいけど・・・」


母さんは身内には優しい一方で敵には容赦しない。


「現皇帝はまだまだ元気だが、身内には甘い人でな。腐敗しきった皇族を母さんが排除してる」


「それ危険じゃない?」


皇族というのはイマイチ想像できないが、権力とかすごく強そうだ。


そんな相手を追い込んだりしたら、何が起きるかわからない。


「護衛もちゃんといるし、警戒もしてるからこっちのことは心配するな」


それだけ言って、通信は切れた。

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