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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第五十二話

俊は、夕食を食べた後、お風呂に入り自分の部屋に入る。


机の上に放置されていたスマホを見つけた。


充電は切れていて、何となく充電してみる。


電源を入れると、色々な人から着信やメッセージが届いていた。


それらに目を通していく。


ピコンと新着のメッセージが届く。


相手は楓だった。


俊はすぐに返信を送る。


楓から愚痴のようなメッセージが返ってくる。


どうやら、楓のお父さんが大泣きして大変だったようだ。


宇宙に行くという話をしたら、猛反対されたらしい。


が、楓のお母さんが最後は怒り、夫婦喧嘩になったとのこと。


俊は明日、改めて、両親と共に説明しに行くと返信した。





翌日、朝食を食べた後、俊は両親と共に、楓の家に向かった。


「改めて、ご迷惑をおかけしてすみません」


両親と共に、俊は頭を下げる。


「いえ、頭をあげてください」


「どういうことか、説明してもらおうか」


そう楓のお父さんが言ってくる。


「私達は、地球の生まれじゃないんだ」


「それは本当なのか?」


「えぇ。私達はいわゆる宇宙人って奴ね」


「はぁ・・・。言えない事情があったんだろうが、冷たいじゃないか」


「それはごめんなさいね。でも、言われても困ったでしょ?」


「それはそうだが・・・」


「本当なら、宇宙人であることを打ち明けるのも大問題なんだ」


「そもそも、どうして地球にきたんだ?」


「新婚旅行で訪れて、地球の環境が気に入ってな・・・」


「そうそう。そのうち、俊も生まれてずるずるとね」


「なら、ずっといればいいじゃないか」


「私達の家庭は色々複雑なんだよ。戻らざるを得なくなったんだ」


「楓ちゃんはそれに巻き込まれた形ね」


「お前達に悪意がないのはわかる」


「楓ちゃんは宇宙に関わってしまった。このまま、地球に残るという選択肢もあるけれど・・・」


「私は宇宙に行きたいの」


「なっ・・・。危険じゃないのか?」


「心配なら、貴方達も宇宙にくればいいじゃない」


「そうは言うがな・・・」


「私達は、地球に残るわ。色々、しがらみがあるもの」


「そうだな・・・。急にいなくなったら色々迷惑をかけるだろう」


「そうか・・・」


「まぁ・・・。楓はこう言っているから預けるが泣かしたらようしゃしないからな」


その言葉は俊に対してのものだった。


「はい。命に代えても守ります」


「そうじゃない。2人で幸せになれ」


「2人で幸せ・・・」


何かだ楓の顔を赤い。


心もここにあらずだ。


「青春って奴なのかねぇ。一時はどうなることかと思ったが・・・」


「そうねぇ・・・。元の鞘に戻った感じね」


両親4人は生暖かい顔で子供達を見ていた。

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