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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第四十七話

「マスター。接近する艦隊をレーダーが捉えました」


「所属は・・・?」


「現在確認中です」


この宙域に接近する宇宙海賊などはいなかったのだが。


何だろうか?


「マスター。接近中の艦隊から秘匿通信です」


「繋いで」


「繋ぎます」


すぐに秘匿通信は繋がる。


映像に映し出されたのは母であるアルシェントの姿だった。


後ろには父であるカールの姿もある。


「俊、久しぶりね」


「母さん・・・」


「元気そうな姿を見れて嬉しいわ」


「母さん達もね」


「楓ちゃんは?」


「楓は今、宇宙生物の討伐に行ってるよ」


「あらあら、女の子を働かせて、自分は居残りなんて、俊も偉くなったものね」


「そういうわけじゃ・・・」


「うふふ。冗談よ。どうせ、スペースウォーで自爆したから止められたんでしょ?」


「母さんまで・・・」


「父さんと2人で見てたけど、大爆笑させてもらったわ」


「わざわざ、出向いてきたってことは何か話があるんじゃないの?」


「マーキュリー家のお家騒動が一段落したのよ。当面は表だって相手は動けないから問題を解決しちゃおうと思ってね」


「問題?」


「楓ちゃんのご両親に説明しないとね」


「何とかなるの?」


「特例で許可をとってきたわ」


「母さん。ありがとう」


「元を正せば、私達のせいだからね」


「そうだね・・・」


俊と幼馴染でなければこんなことにはならなかっただろう。


「戻ってくるのを待つのも暇ね」


「ええっと・・・。嫌な予感がするんだけど・・・」


「宇宙生物の分布図とかあるかしら?」


「あるけど・・・」


「送って頂戴」


俊が戸惑っているとここでAIが裏切った。


「アルシェント様。送信します」


「えっ・・・?なんで?」


「うふふ。そのAIの優先権は私にあるのよ」


「ってことは、次席は父さん?」


「その通りよ。ふむふむ。中々大きい規模の宇宙生物の巣があるじゃない」


「もしかして、討伐するつもり?」


「いい暇つぶしになるわ。大型輸送艦もあるみたいだし、後ろから付いてきなさい」


こうなったら、母さんを止められる人は誰もいない。


俊はシオンとフィーネに後を託し、新たに造った大型輸送艦で母さんの後を付いて行くことになった。


母さんの率いる艦隊は数はそう多くない。


だが、自信満々なところを見ると勝算があるのだろう。


母さんは昔から勝てない戦いはしない。


母さんの後ろから父さんが申し訳なさそうな顔をしていた。


趣味人である父さんだが、昔から母さんには逆らえない。


息子である自分もそれは同じで、こっそり母さん被害の会をやっていた。


それがバレて、怒られたりもしたのだが・・・。

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