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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第三十五話

「う~ん・・・。どうしようかしらねん」


「何かお悩みですか?」


「チーム対抗戦の話はしたでしょん?ここの端末だと、数が足りないのよねん」


「それなら、うちの艦にきませんか?」


俊は雇った子の要望でかなりの数のスペースウォーの端末を、明石の空きスペースに設置していた。


「いいのかしらん?」


「えぇ。それに戻ったら、うちの従業員の中から一緒に参加してくれる子を募集する予定ですから」


「残りのメンバーは、野良も考えていたけれどん。身内で固められるならいいわねぇん」


俊の端末にハルカから連絡が来る。


「もう少しで到着します」


「わかった。待ってるよ」


「それじゃぁん。私は、準備があるからん。一度、お暇するわねん」


そう言ってドリトルさんは去って行った。






俊と楓は、待ち合わせ場所の喫茶店でお茶を飲んでいた。


そこにハルカがやってくる。


「お待たせしました」


「わざわざごめんね」


「いえ、それがお仕事ですから」


ハルカ、アカネ、シオン、フィーネの4人は従業員をまとめる立場だが、資源の売却の時には交代で大型輸送艦に乗り込んでいる。


本来なら、ハルカの番ではないのだが、わざわざ出向いてくれていた。


「さて、それじゃ採掘ギルドに行こうか」


「はい」


今回は楓に仕事を教える意味もあり、3人で向かう。


「あらあら。会えて嬉しいわ」


シュンミンは笑顔で迎え入れてくれる。


「この子が、噂の子ね?」


「噂ですか?」


「未開惑星の子が保護された子がいるって情報が流れてきたのよ。色々便宜を図ってあげてほしいって」


「そうなんですね」


「俊さんと一緒にいるってことは大丈夫そうね」


俊は採掘ギルドで現在トップの成績の構成員だ。


収入も安定しており、自衛できるだけの戦力も持っている。


このステーションの中で、一番安全なのは俊の近くにいることだ。


「これ、今回持ってきた資源のリストです」


「確認するわね」


シュンミンはリストに目を通す。


かなりの量があるはずだが、処理はあっという間に終わった。


「シュンミンさんも、何だかんだ言って凄い人ですよね」


「そうかしら?搬入の方よろしくね」


「それは私が」


ハルカはそう言ってAIに指示を飛ばしはじめた。


資源の搬入は順調に終わり、色々買い出しをする。


楓とハルカが買い物をしている間に、俊は居酒屋に向かった。


アズマ達はまだ、飲んでいたので、その場で駆逐艦の取引を済ませる。


俊が待ち合わせ場所に向かうと既にドリトルさんが待っていた。


「お待たせしました」


「いぇん。私も今きたところだからん」


しばらく待っていると、楓とハルカもやってくる。


買った物の配送が終わるまで適当な喫茶店で時間を潰す。


配送が終わったのを確認して、俊達は連絡艇で大型輸送艦に向かう。


そのまま、大型輸送艦で明石が採掘してるポイントに向かった。

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