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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第三十話

周囲のコンテナが音をたてて開いていく。


中から出てきたのは機械人形だった。


「ちょっとぉん。こんな物持ちだすなんてぇん」


ドリトルさんは、躊躇なく、機械人形に発砲する。


その狙いは正確で機械人形の頭部に命中する。


頭部を撃ち抜かれた機械人形は動きを止めるが、機械人形はコンテナから次々に出てくる。


そこに人を連れた、アズマが現れた。


「おいおい。どうなってやがる?」


「遅いわよぉん」


「そう言うなって、これでも、全力できたんだぞ」


アズマ達も手に持った銃で機械人形を攻撃する。


俊は楓と共に頭を低くすることしかできなかった。


機械人形が撃った流れ弾が俊と楓の方に流れてくる。


俊の装備していた、個人携帯用のシールドが発生して流れ弾を防ぐ。


「きりがないわねぇん。突っ込むわよぉん」


ドリトルさんはそう言ってレーザーブレードのようなものを手に機械人形に突っ込む。


機械人形はドリトルさんを狙うが、その動きは早く、かすりもしない。


ドリトルさんは、あっという間に、機械人形を瓦礫の山に変えてしまった。


誘拐犯である男は逃げようとしたが、アズマに取り押さえられた。


「2人共、どうして・・・?」


「うふふ。それは、乙女の秘密よぉん」


ドリトルさんは、先ほどの姿が嘘だったかのように、そう言った。






誘拐犯を治安組織に引き渡し、前にも来た、居酒屋にきていた。


「遅くなって、悪かったな」


「いえ、助けてくれてありがとうございました」


「嬢ちゃんも怪我はないな?」


「はい・・・。でも、何が何だか・・・」


「嬢ちゃん。出身地はどこだ?」


「えっと・・・。地球の日本ですけど」


「ちくしょう。あいつら、条約破りやがったな」


「条約ですか?」


「自分で宇宙に進出することが出来ない文明人を連れ出すのは違法なんだよ」


「僕の場合は・・・?」


「お前さんの場合、親が親だからな・・・」


それを言われては何も言えない。


「私はどうしたら?」


「今更、地球に帰すのもなぁ・・・。保護観察処分ってところか」


「俊と一緒にいることはできないのですか?」


「楓はそれでいいの?」


「私は、俊と一緒にいたいの。突然、いなくなって心配したんだからね」


楓はそう言うと泣き出してしまった。


俊とアズマはただ、泣き止むのを待つしかできなかった。


ドリトルがいたら、黙って胸をかす場面よぉんとか言いそうである。






「落ち着いたか?」


「はい・・・。すみませんでした」


「一応、上の方には申請を出しとくよ」


「何から何まですみません」


「いいって。まぁ、悪いようにはならないだろうさ」


そう言ってアズマは苦笑いしていた。

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