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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第十七話

第17話


「マスター。銀河帝国艦隊の旗艦より、秘匿通信が入っています」


「繋げて」


「こちらは銀河帝国艦隊、大将のサルバント・マスタングであります」


「ハーリー星系、冒険者組合所属の俊です」


「俊様。お怪我はございませんか?」


「えぇ・・・。おかげ様で」


「我々は母君であるアルシェント様の命でやってきました」


「アルシェント・・・?母の名前は恵だったはずですが・・・」


「あぁ・・・。地球での偽名ですね」


どうやら母の恵という名は偽名だったようだ。


「俊様。迎えを向かわせますので、こちらにきてください」


「わかりました」






しばらく待っていると連絡艇と護衛と思われる戦闘機が明石に近づいてくる。


「後は任せたよ」


俊はハルカ達にそう声をかけてから指令室を後にした。


後部デッキに向かうと、連絡艇が入って来たところだった。


連絡艇からいかにも軍人と思われる人達が降りてくる。


降りてくると同時に俊に対して敬礼をする。


「銀河帝国艦隊、所属、ウェルリント・マルキネス少佐であります」


「俊です。お世話になります」


「どうぞ、こちらへ」


連絡艇の中に案内される。


連絡艇の中は実用性もありながら豪華な作りだった。


「何か、飲み物はいかがでしょうか?」


「お気遣いありがとうございます」


ウェルリント少佐は備え付けの棚から高そうな瓶を取り出すとグラスに注いで渡してくれた。


「これは?」


「有名な酒造所が作った葡萄ジュースです」


お酒ではないようで安心した。


せっかく、入れてくれたので俊は葡萄ジュースを頂くことにする。


匂いを嗅げば芳醇な香りが広がり、口に含めば豊かな味が口いっぱいに広がる。


「これ、すごっく美味しいですね」


「それはよかった」






連絡艇は銀河帝国艦隊の群れの中を進み、ひと際大きい、戦艦の中に入っていった。


「この戦艦、すごく大きいですね」


「超弩級戦艦リナリアです。銀河帝国艦隊でもこの型の戦艦はわずかしかありません」


どうやら自分はVIP待遇らしい。


「こちらへ」


ウェルリント少佐に案内され板のようなものに乗る。


板は自動で動きだした。


どうやら歩く必要もないらしい。


板はある部屋の前で止まった。


ウェルリント少佐がノックする。


「入れ」


と中から声が聞こえた。


その声に従い中に入る。


中ではサルバント大将が待っていた。


「ご足労いただき申し訳ありません」


サルバント大将はまずそう言って謝罪をしてくる。


「いえ・・・」


「申し訳ないのですが、血を少しいただけますか?」


「血をですか?」


「はい。DNA鑑定をさせていただきたいのです」


「わかりました・・・」


俊は針を受け取り指に刺し、端末に血を垂らすのだった。

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