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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第十五話

先陣をきって俊は駆逐艦を前に出す。


シールドドローンは既に展開済みだ。


とりあえず、最大射程でミサイルを一斉に撃ちだすことにする。


「ミサイル一斉発射!」


「了解しました。ミサイルを発射します」


駆逐艦からミサイルが一斉に発射される。


海賊と思われる艦隊は密集隊形を取り弾幕を張っている。


海賊も対抗してミサイルを発射してくる。


AIが機銃で迎撃し、迎撃しきれないミサイルに対してはシールドドローンがカバーする。


シールドドローンは想定通りに機能し何機か撃墜される。


減った、シールドドローンは即座に大型輸送艦から発進してその穴を埋める。


こちらの放った、ミサイルは相手の民間船ベースの艦を数艦、撃破したようだ。


序盤としてはうまくいったほうだろう。


だが、まだまだ、油断はできない。


遠距離で削れるだけ削るべきだ。


「次弾、ミサイル発射!」


「発射を継続します」


そこで、相手の艦に動きがあった。


民間船ベースの海賊艦が後退し、敵、駆逐艦が前に出てくる。


流石に軍艦というべきか、こちらの発射したミサイルは全て迎撃された。


そこにスターホーネットの艦長であるアズマから通信が入る。


「おいおい。これじゃ、近づけないぜ」


「我慢比べですかね」


大型輸送艦には予備のミサイルも大量に載せている。


相手の備蓄がどれぐらいあるかはわからないがしばらくはミサイルの撃ちあいになりそうだ。


冒険者組合の所属艦も腹をくくったのか、ミサイルを搭載している艦がミサイルを発射する。


ミサイルを発射した艦はすぐに離脱するが、数艦が相手のミサイルの餌食になった。


だが、その援護のおかげで相手の駆逐艦を3艦、撃破することに成功した。


俊はミサイルを撃ち終わった駆逐艦を一度、後方に下げ、大型輸送艦からミサイルを補充する。


相手も補充の為か、駆逐艦が下がる。


それをチャンスだと思ったのか、冒険者組合所属の艦が数艦、距離を詰めるように前に出る。


だが、防衛拠点からレーザー攻撃が飛んでくる。


前に出た艦が防衛拠点のレーザーの餌食になった。


相手の攻撃はそれで終わらない。


防衛拠点から戦闘機が次々に出てくる。


俊も、迎撃の為に航空母艦から戦闘機を発艦させる。


戦闘機と戦闘機による食い合いがはじまった。


補充の終わった、駆逐艦が戦列に復帰した。


しかし、乱戦を繰り返している今、戦闘機への誤爆を考えればミサイルを発射できない。


相手もそれは同じはずなので、シールドドローンを全面に出し、重巡洋艦を中心に駆逐艦と軽巡洋艦を前に出す。


冒険者組合所属の艦もそれに合わせて前進を開始した。

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