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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第百十五話

ヴィービルは1人の幼女を連れてやってきた。


「そっちの子は・・・?」


「私は、明石なのです」


「明石・・・?」


「私の技術を応用して明石にもアバターを用意しました」


「なるほど・・・。って、なんでそんな見た目に?」


「それはまだ、明石は赤子のようなものだからです」


「赤子?」


「AIとしての能力は勿論あります。ですが、善悪の判断はまだまだ出来ません」


「ちょっと待って。AIは人間に逆らえないようになっているはず。その制限を取っ払ったのですか?」


「AIが意志を持つのは、そんなに悪いことでしょうか?」


ヴィービルは不思議そうにそう言ってくる。


「かつて、AIによってどれだけ人が被害を受けたか・・・」


「それは、扱う人が悪かっただけですよ。誠意を持って接する。そうすれば明石は今まで以上にその期待に応えてくれるでしょう。どういう子に育つかは貴方達次第です」


「できれば、事前に相談はほしかったかな」


俊としては明石がアバターを持ったこと事態は問題視していない。


「教えなかったのは悪かったと思います。ですが、マーチェさんがそれを知れば止めてくるでしょう。だから、こうするしかなかったのです」


「それはそうですが・・・」


「いいじゃないか。マーチェ。僕はずっと明石に助けられてきた。こうしてコミュニケーションをとれるようになって嬉しいよ」


「マシター。遊んでなのです」


今は丁度、休憩時間だ。


「何して遊ぶ?」


「マシターはシミュレーションしゅきだよね?だから、こんなものを用意したのです」


俊の端末に情報が送られてくる。


データの量はかなりある。


遊ぶためだけにこれを用意したと考えるとどれだけ遊びたかったのかわかろうというものだ。


ヴィービルが補足してくる。


「俊さんは経験が足りていません。2人でシミュレーターの詰将棋のような物を用意しました」


「状況に合わせて指示を出せばいいのかな?」


「はい。その認識で間違っていません」


スクリーンが展開し艦隊の状況を示してくる。


俊が指示を出すとそれに合わせて状況が変化する。


戦況が有利になることもあれば不利になることもある。


「マシター。頑張るのです」


明石はそう言って応援してくれている。


休憩時間いっぱいまでシミュレーターに費やした。


「なるほど・・・。俊さんの癖のような物が見えてきましたね」


そう言ってヴィービルは頷いている。


「マシター。次までに改善しておくから楽しみにしてるのです」


そう言ってヴィービルと明石は去って行った。

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