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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第百十話

「ここで話すのもなんですし、移動しましょうか?」


俊はとりあえずそう提案する。


「それならいい場所があるよ」


父であるカールがそう言って連れて行ったのは個室のあるレストランだった。


「ここなら、防諜もばっちしさ」


「それで、どういうことなのかしらぁん?」


フランチェスカ叔母さんは丁寧に説明してくれた。


「私が生きているのはドリトル。貴方が身を挺して守ってくれたからよ。でも、そのせいで貴方はビィービルを失うことになった」


「すみません。そもそも、ビィービルとは何なのですか?」


マーチェがそう聞く。


「ビィービルはドリトルが遺跡から発掘したロストシップなの。この子はそのアバターね」


「ロストシップ・・・。噂では聞いていましたが実在していたなんて」


「ロストシップは現在の科学力では実現できないテクノロジーの塊よん。その中でも、ビィービルは特殊ね」


「私は、万能戦艦ビィービル。よろしくお願いします」


そう言って、ビィービルはカテシ―をする。


「あれ?もしかして・・・」


俊は万能戦艦と聞いて思うところがあった。


「貴方の言いたいことはわかるわん。そうよ、スペースウォーで私の操る万能戦艦はこの子の模倣。いえ、再現すらできていないわん」


「とは言え、マイロード。私の修復は完ぺきではありません。以前のような動きは不可能です」


「それでも、再び会えた。それだけで十分よん」


「私もです。ですが、私はある可能性にかけてここまできました」


「どういうこなのかしらん?」


「マッドサイエンティスト達に体を弄られるのは嫌ですが、万能工作艦明石がいますね?かの船が成長すれば完全な修復も可能かもしれません」


「貴方はそれでいいのかしらん?」


「構いません。その為に来たのですから」


「私からもお願いするわん。この子を頼めるかしらん」


「えぇ。構いませんよ。ドリトルさんにはお世話になっていますし」


「あらあら。話はまとまったわね」


「うんうん。私の造った艦が役に立つなら技術者冥利に尽きるね」


「これは責任重大ですね」


「早速で悪いのですが、明石のAIと話しても構いませんか?」


「もちろん、構わないよ」


そう言って俊は明石のAIにヴィービルの接続を許可する。


ヴィービルは無言であるが、明石のAIとデータのやり取りをしているのだろう。


「せっかくだし、皆で食事にしないかい?」


父であるカールがそう提案する。


「そうね。食事もせずに帰るのはここの人達に悪いわね」


フランチェスカ叔母さんはそう言ってベルを鳴らした。


すると、すぐにレストランの給仕がやってきて料理と飲み物を運んでくるのだった。

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