表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

105/117

第百五話

試験艦は搭載する核融合炉の限界まで酷使された。


ボロボロになった試験艦を牽引してステーションまで戻る。


俊はドックの中に何とか試験艦を放り込む。


内心では爆発しないだろうなと怪しんでもいた。


何せ使われているのは核融合炉である。


少しでも扱いを間違えれば被害は相当なものとなる。


俊の思いとは違い、試験艦は爆発など起こさず技術者達によって様々な処置をされ、安全な状態にされる。


技術者達は俊の存在など忘れたかのように試験結果を議論している。


ここに居ても出来ることはなさそうなのでこの場を後にした。


マーチェと合流して決済すべき仕事を片付ける。


惑星の開発状況は順調でそろそろ生物を投入してもよさそうだ。


「問題なければ、決済印を押してください」


「了解」


決済印を入れられたデータはそのまま銀河帝国の生物の遺伝子を管理する部署に送られる。


そして、すぐに返信が返ってくる。


「ええっと・・・。遺伝子が届くのが1週間後か」


「それは俊様が皇族だからですね。通常は2,3か月とか待たされますよ」


お役所というのはどこもかしこも同じらしい。


「後は、冒険者から艦を売ってほしいか。どう思う?」


「そうですね・・・。余裕があるなら売ってもいいのではないでしょうか?」


「元々、売却も視野に入れて造っていたから駆逐艦には余裕があるけど・・・」


「支払いを危惧されているなら、大丈夫かと。ビビット金融がお金を貸すみたいですから」


ビビット金融はマーキュリー家の一族が経営している。


そして、支店長は交流のあるドリトルさんだ。


支払い能力には問題がないだろう。


「よし。とりあえず5艦ほど売って様子見かな」


売却する旨を伝えると直接取引がしたいと冒険者から呼び出された。


場所は出来たばかりの冒険者組合である。


「ちょっと行って来るね」


冒険者組合に着くと値踏みされるような視線を感じる。


受付に用件を伝えると奥の部屋に通された。


「お久しぶりねぇん」


「ドリトルさん。お久しぶりです」


他にも購入者と思われる壮年の男性が5人いる。


「あんたが俺達に艦を売ってくれるのか?」


「言葉には気をつけなさいな。若いけどこの星系の領主様よん」


「ええっと。まずはじめに、貴方達を信頼してお売りするわけではありません」


そう言うと冒険者達は怖い顔をする。


「なんだと・・・?」


「ドリトルさんとはそれなりに親交があります。そのドリトルさんが認めたからであることを忘れないでください」


「光栄ねぇん。あんた達、私の期待を裏切ったらわかってるわねん」


そう言ってドリトルさんは冒険者達を睨みつけた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ